ブログ執筆にあたって(OSSとOpS)
私の勤務先の日常会話では「オペレーションシステム」を「OpS」と略し、通常はネットワーク及びそれを構成する設備を管理・運用するシステムを指している。情報系システムや交換機等のコアノードソフトウェアと区別するために「設備系(オペレーション)システム」と呼ぶこともある。
一方、海外を含めてこれらは一般的には「Operational Support Systems:OSS」と呼ばれることが多いようだ。
Operationを通信事業そのものから一般的な企業オペレーションまで拡大解釈して、オペレーションシステムが人事・経理などの企業インフラを含む通信事業者の全てのITを指す場合もあるが、より明示的に区別する場合には経理システムなどを「Business Support Systems:BSS」と呼び、両方を合わせて「OSS/BSS」などと記述することも多い。
なお、狭義のネットワーク管理システムを「Network Operations Systems:NOS」と呼んで区別する場合もあるが、最近はあまり耳にしなくなった。また、サービスオーダーシステムや故障管理システムをOSSに分類したりBSSに分類したり、曖昧な部分も存在する。
オペレーションシステムについて明確に必要性が認識され始めたのは20年ほど前で、当時NTT社内では「OpS」と呼んでいた。
その後平成10年頃を境に欧米で使われていたOSSという呼び方が一般的になり現在に至っているが、最近IT業界で急速に注目されている「オープンソースソフトウェア」がやはり「OSS」と呼ばれることから、話し相手が情報システム屋さんの場合には気をつけなければならない。私の会社ではオープンソースソフトウェアも重要な技術戦略の一つであり、それとの混乱を避けるため最近は敢えて古い「OpS」という言葉を使っている。日本国内以外では認知されていない略語なので少し恥ずかしい感じもあるが致し方ない。
ちなみに業界団体であるTeleManagement Forum(TM Forum)おいては、OSSを「Operations Systems & Software」としており、主力メンバーにソフトウェア会社も多いこともあって、ソフトウェアを明示的に含む定義としているようだ。
ここでは通信事業の直接生産活動に関わるものということで、筆者が十数年来携わってきたネットワークあるいは設備にかかわるオペレーションシステムの切り口で「OpSソリューション」として話題を提供したいと思う。
また、正確性に欠けるかも知れないが、今後「OpS」あるいは「オペレーションシステム」という場合には特段の断りが無い限り、ネットワーク及びそれを構成する設備を管理・運用するシステムと理解していただきたい。
もとより浅学であり、OpSソリューションというタイトルで執筆させて頂くのは相当恥ずかしさがあるが、OpSの開発現場から見たこれまでの流れや現在の動きなど肩肘張らずにアップしていきたい。




