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無線アクセスシステムの技術動向について その2 -無線LANの技術動向―

2007.02.16|新ネットワーク このエントリーをはてなブックマークに追加Yahoo!ブックマークに登録この記事をクリップ!BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

ブロードバンドの普及に伴い、外出先で自宅やオフィスなどと同様にインターネット通信できる環境が求められ、無線アクセスシステムの一つとして公衆型無線LANによる無線ネットワークインフラが構築されてきた。

公衆型無線LANは、無線LANの標準化技術(1EEE802.11a/b/g)と、バックボーン (固定網)へ接続するための光ファイバなど有線アクセスラインを組み合わせ、無線アクセスポイント(以下、無線APという)を公衆のポイントに設置することで、外出先でのインターネット通信を可能にしている。

また、無線LAN技術は、前回述べたように近年における利用ニーズの高まりとともに、高速化やQoS制御、カバーエリア面的拡大などに関する高機能化が求められており、実現するための新たな技術検討やIEEE802.11委員会などによる標準化が進められている。 picture2-1.gif

今回は、無線ネットワークインフラを構築する際に求められる効率的な無線APの設置を背景に、カバーエリアを面的に拡大できる技術として注目を浴びるメッシュ型無線LANを取り上げ、使用される技術の特徴について述べていきたい。

無線ネットワークインフラ構築における無線APの設置は、VoIP等無線LAN端末の普及によって、使用できるエリアに従来のカフェ等狭い範囲から公園や建物の敷地等といった広い範囲のエリアカバーが求められている。広い範囲をエリアカバーする場合、一つの無線APでは通信のできる範囲に限りがあるため、複数の無線APを設置・展開しバックボーンへ接続する必要がある。無線APの設置において無線APとバックボーンを有線アクセスラインで接続する必要があるが、従来の方法では一つの無線APに一つの有線アクセスラインが接続されていた。

この方法に対し、代表する無線AP(バックボーンとの接続点)に有線アクセスラインが接続され、残りは無線アクセスライン(周辺の無線APが相互に連携して無線でのアクセスラインを形成)によって、上位の無線APを経由(マルチホップ機能と呼ばれる)しながらバックボーンへ接続されるのがメッシュ型無線LANの特徴といえる。 picture2-2.gif

したがって、メッシュ型無線LANは、広いエリアでの無線AP展開においてバックボーンへの有線アクセスライン数削減が図れるとともに、有線アクセスラインの敷設がバックボーンへ接続する無線APのみとなり、有線の敷設における制約等を受けにくいため、低コストで迅速な展開に繋がる技術であるといえよう。

次回は、メッシュ型無線LANの無線アクセスラインを形成する技術について具体的に述べたい。

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