SE長寿の秘訣(その2)
前回書いてから20日以上も空けてしまい申し訳なく思っている。体調を崩し、先週やっと退院できたのでご容赦願いたい。ほとんど休むことなく40年以上走ってきたのでこの20日間は苦痛そのものであった。
折りしも花見の季節で楽しそうに飲んでいるテレビの画像が妬ましかった。
仕事を好きになる “好きこそ物の上手なれ“という諺があるが、一生の仕事が好きである、ということは重要なことだと思う。野球の解説を聞いているとよく「野球が好きなんですよ」という言葉を聞く。自分の選んだ仕事を好きになれるということは幸せなことである。 私が社会人になった1961年当時はSEという言葉すらなかった。SEという言葉が誕生したのは、2年後の1963年からである。入社時いただいた辞令には「組織導入推進係」とあったと記憶している。入社式のとき隣の男は「営業推進係」であったので営業であることは容易に想像できたが、「組織導入推進係」とはいったい何をするのか皆目分からなかった。 IBMという会社が何をする会社かもよく知らないで飛び込んだところであるから、勿論、電子計算機が何たるかについても皆目知識がなかった。オリエンテーションが終わると直ちに研修に入り、日々教わったことをその日のうちに理解していかないと置いていかれるので、なにも考える暇もなく半年が過ぎた。ただ、毎日新しいことの連続であり、なんとなく好きに成れそうな感じはしていた。 半年の研修を終え現場に出てみると毎日が新しいことであった。
SEの重要な素養の一つに「好奇心が旺盛である」ことがあげられるが、SEという仕事は私の「好奇心」を十分満足させてくれるものであった。教えてくれる先輩もいないのですべて自分で解決するしかなく、肉体的には随分ハードであったが、楽しい毎日であった。
仕事が「面白い」と思えることは大切であると思う。なにかをやり遂げたとき、「うまくいった」とか「うまくいかなかった」ではなく「面白かった」「楽しかった」と感じられることが重要であると思う。




