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Web2.0の世界 その1 -Web2.0とは-

2007.05.17|新ネットワーク このエントリーをはてなブックマークに追加Yahoo!ブックマークに登録この記事をクリップ!BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

今回から4回に渡り、現在インターネットの主要な潮流となっているWeb2.0について 概説していく。

~Web1.0からWeb2.0へ~
比較のために、従来のWebをWeb1.0と呼ぶことにする。Web1.0はTV、新聞、ラジオ、 雑誌に次ぐ第5のメディアとして扱われており、製作者が作った情報を利用者は単に 利用するだけで、一方通行であった。

一方Web2.0では、サービスは双方向性のある利用者参加型となり、利用者はより 重要な位置づけになっている。より具体的に言えば、ホームページが提供する情報 や機能(例えばWebサービス)を外部のホームページやWebサービスから参照したり 呼び出したりすることができ、利用者や他の事業者が情報やWebサービスを組み合 わせて新たなコンテンツやツールを作成できるようになり、コミュニケーションやコラボ レーションを行っていく世界である。

~Web2.0に特徴的な事項~
Web2.0を最初に提唱したTim O’reilly氏の論文「What is Web2.0」によれば、Web 2.0を特徴付けているのは以下のような事項である。

1.ユーザ自身の情報発信の進展 Web1.0では、情報提供者と情報享受者の関係は一方通行だったが、Web2.0では、 ユーザが日常思った些細なことなどを自由に発信し、コミュニケーションを行う。

2.性善説 情報発信者・情報享受者を信頼することにより、たくさんの人の知恵を集めて、それ を発展させて他の人にも便利な知恵(集合知)に変換する。

3.ユーザからの評価 Web1.0では、情報提供者からの一方的な情報発信・提供であったが、Web2.0では、 ユーザが商品の評価等を行うことにより、新たなサービスにつながる。

4.ロングテール Web1.0では、売れ筋を主体としたビジネスであり、売り上げ上位20%の商品が売り 上げ全体の80%を占めており、これ以外は利益が不確実で不良在庫原因となる等 コスト高で扱いにくかった。しかしWeb2.0では、ホームページでの商品アクセス履歴 や商品評価などによる集合知から、購買傾向が人手を介さず判断できるようになり、 不良在庫を抱えにくい在庫管理が実現できた。
そして、売れ筋から外れる80%の従 来はニッチな商品の売上総額が売れ筋商品の売上総額に迫っている。また、オー プンソースソフトウェア(※1)やコモディティ化(※2)したPCによるシステム開発によ り低コスト化が実現できた。

5.リッチなユーザ経験 Web1.0では、HTML(HyperText Markup Language)やCGI(Common Gateway Inter face)によりホームページを作成していたが、Web2.0ではAJAX(※3)やダイナミック HTML(Dynamic HTML)などによるユーザに優しいインタフェースである。

6.ユーザの手による情報整理 Web1.0では、情報提供者が情報を整理・配置していたが、Web2.0では、ユーザの手 により自由に情報を整理・配置する。

次回からは、Web2.0の代表的なサービスや技術について解説していく。

※1:オープンソース ソフトウェアの著作権を守りながら、ソフトウェアのソースコードの公開を可能にする ライセンスを指し示す概念である。
※2:コモディティ化 ある商品において、競争商品間の差異(機能、品質等)が無くなり、主に価格を判 断基準として消費者に購入されるようになり、高価な商品が低価格化・日用品化す ること。
※3:AJAX Asynchronous(非同期) JavaScript + XMLの略であり、非同期通信を利用し、ダ イナミックHTMLで動的にページの一部を書き換えることが可能になる。

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