月刊ビジネスコミュニケーションによるエキスパートブログ
HOME | ABOUT |
atom rss2.0

« previous next »

プロセスとフローの違い

2007.05.18|EA2.0 このエントリーをはてなブックマークに追加Yahoo!ブックマークに登録この記事をクリップ!BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

今回と次回で、これまで述べてきた「米国連邦政府のITガバナンスを構成する要素」の最後の要素「5.プロセス」について紹介することにしたい。

こ こではプロセスという言葉を、ザックマンフレームワークの2列目(How)で定義されている意味(Function、Business Process)ではなく、むしろ業務の流れ(フロー)という意味で使っている。これらの言葉の微妙な意味の違いが最近仕事のなかで話題になったので本題 からやや横道に逸れるが重要だと感じたので今回はこの話題を紹介したい。

ザックマン流に言えば、プロセスはHowという基本モデル(Primitive)に該当するが、フローは「誰が何(入力)をどういうタイ ミングでどういう機能を利用してどういう結果(出力)を得るか」を、機能などの内容を変えながら繰り返し記述したものでありPrimitiveではない。 具体的には、What、How、Who、Whenの4つのPrimitiveから構成された複合モデル(Composite)に該当する。つまり、ザック マンフレームワークを語る際、フローの意味でプロセスという言葉を使うのは誤解を招く原因になりかねない。このような理由から、今後ザックマンフレーム ワークの2列目を説明する際には、プロセスではなく機能や処理という言葉を使っていきたい。

横道に逸れたついでにもう一つ。フローはCompositeであることから、第2行目(経営モデル)や第3行目(業務モデル)という“変 化に強く再利用性の高い設計図”を表現するのには適していない。敢えて言うなら、第6行目(Functioning Enterprise)つまり実際に活動している組織そのもの(インプリメンテーション=“早く安く実現できるが変化に弱く再利用性が低い”)を表現する には適している。

これらのザックマンフレームワークの法則(ザックマン氏が提唱する5つのEAコンセプト)については、本ブログの最初のほうで解説してい るので興味のある方は参考にして頂きたい。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.bcm.co.jp/mt/mt-tb.cgi/543

コメントを投稿

(投稿頂いたコメントは内容を確認させて頂くので、公開まで時間がかかります。また、適切でないと思われるコメントは公開されない場合があるので、予めご了承下さい。)

Latest