月刊ビジネスコミュニケーションによるエキスパートブログ
HOME | ABOUT |
atom rss2.0

« previous next »

英語には苦労する

2007.06.01|カリスマSE体験談 このエントリーをはてなブックマークに追加Yahoo!ブックマークに登録この記事をクリップ!BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

最近、ボランティアでPMI(Project Management Institute;プロジェクトマネジメントのプロの協会)の仕事に係わっている。プロジェクトマネジメントの進化に触れたいというのが私の狙いであるが、ここでも苦労させられるのが英語である。

IBMで30年以上も勤め終えたので 苦労なんてないんじゃない、といわれるんだけど一向に英語の苦しみから抜け出せないでいる。考えてみると出だし(育ち)が悪かったと思いたくなる。

英語に出会ったのは、1学年が2クラスの田舎の中学に入ってからである。英語の担任は国語が専門の先生であった。最初に教わったのは発音の仕方で、「アーちゃん」と口を変にあけて皆に復唱させた。そこで私たちはその先生に「アーちゃん」というニックネームをつけてあげた。2年生になると英語が専門という教師になったが、基礎が出来ていないということで一からやり直しとなった。お陰で3年終了時まで2年の教科書までしか終わらなかった。

高校に入ると市内の中学から来た連中との英語力の差は歴然だった。悪いことに1年の主任は英語の教師であった。学期末の試験のときであったが、英語の試験が終わると、「’Wool’の分からない奴がいる」とみんなの前でやられた。’Wool’の意味が分からないので文章全体がチンプンカンであったことを思い出す。3年の主任は東京外国語大学出身のバリバリの教師であったが、他の科目との格差の大きさに彼もあきれていたようである。  大学では当然のごとく第一外国語には英語を選択したが、あるとき代返がばれてしまい、当の教授のみならず他の教授にも伝わってしまい必要単位数が取れなくなり、急遽ドイツ語を第一外国語に変更しなければならないというハプニングを起こしてしまった。

英語に出くわして10年、まともに勉強をしたこともない不得意な英語を必要とする職業に就くとは、まったく皮肉なものである。アイ・ビー・エムに入ってからの苦労話のいくつかについてはこれまで書いてきたが、未だに英語の苦労から逃れることが出来なくている。それでもこんな世界で40年以上も仕事を続けることができたのは、一言でいえば、真剣になることだと思っている。日本語も英語も同じであるが、相手の気持ちになって聞くことだし、理解してもらいたい気持ちの強さではないだろうか。分からなかったら聞けばいい。

グローバルのコミュニケーションにとって必要なスキルは何かといえば、オープンマインドであり、語学力や、発言力ではなく、感情表現力であり、多様性への適応力である、ということを聞いたことがある。  PMIの仕事へのチャレンジもまた、英語との格闘である。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.bcm.co.jp/mt/mt-tb.cgi/551

コメントを投稿

(投稿頂いたコメントは内容を確認させて頂くので、公開まで時間がかかります。また、適切でないと思われるコメントは公開されない場合があるので、予めご了承下さい。)

Latest