EA2.0の今後(Enterprise FrameworkからProfession Frameworkへ)
本ブログも今回で43回目となった。次世代のEA(EA2.0)を考えるにあたり、ザックマンフレームワークの私なりの解釈、同フレームワークの2 行目(私は“経営モデル”と呼んでいる)についてのOMG標準(Business Motivation Modelなど)、そしてITガバナンスの中核にEAを据えて全体最適に取り組む米国連邦政府の取り組みなどを紹介してきた。広い意味でこれらはすべて EA2.0を実現するために必要な要件だと考えている。
また、第39回から前回にかけて、この要件(理想像)を実現しようと試みるなかで得られた経験をいくつか述べたが、これは言い換えると本ブログの第16回で 述べた「Profession Framework」を具体化しようとする試みなのかも知れない。つまり「Enterprise Framework」を用いてお客様組織の設計図作りを支援するコンサルタントの経営モデルを作ろうとしているのかも知れない、という気がしてきた。
今後ザックマン氏本人やザックマンフレームワークの神髄を理解している方と会う機会があれば、是非これらの想いをぶつけて議論してみたい。ちなみに、今年真夏のオーストラリア(つまり真冬)でザックマンフレームワークのエキスパートが集うカンファレンスが開かれるようだ。参加するかどうかは未定だが、このような機会を活用し想いに磨きをかけていきたい。
EA2.0についての私の想いをお伝えするのは今回で一旦終わりとし、2009年3月にスタートするビジネスコミュニケーション社が運営するサイト「要求工学なんでも相談室」のなかでトピックの一つとしてお伝えしていく予定である。その際には、重要なコ ンセプトであるにも関わらず十分に紹介しきれていないザックマンフレームワークのセル間の整合(Alignment)や一体性(Integration) というコンセプトをどのように捉え、そしてどのようにして実現するのかなどについても紹介していきたい。




