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IPテレビ電話の実現技術 その2

2007.08.08|新ネットワーク このエントリーをはてなブックマークに追加Yahoo!ブックマークに登録この記事をクリップ!BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

前回、IPテレビ電話サービスを実現するための技術について述べたところだが、 今回は、IPテレビ電話サービスと連携されることが多いプレゼンスサービスとイン スタントメッセージング(IM)サービスについて説明する。 プレゼンスサービスとは、通信中のメンバ間で現在の状態を知らせ合うことにより、 対象となる通信相手の状態をリアルタイムに把握できるようにするサービスである。 例えば、「在席中」、「外出中」といった状態を通知し合うことで、通信したい相手が 電話に出られる状態にあるかどうかが分かるといったものである。

また、IMサービス は、いわゆる「チャット」のように、テキストによるメッセージをリアルタイムに交換する サービスである。 これらのサービスを実現するためのプロトコルには、SIMPLE(SIP for Instant Messag -ing and Presence Leveraging Extensions)が用いられる。SIMPLEは、SIPの基本機能 に「SUBSCRIBE」、「NOTIFY」、「MESSAGE」の拡張メッセージを追加したものである。

SIMPLEの利点はまさにこの「SIP拡張」である点であり、IP電話のインフラをそのまま 活用できるためSIP関連のアプリケーションとの親和性が高い。プレゼンスサービスと IMサービスがIPテレビ電話と連携されることが多いのはこのためである。 最近では、これらのサービスは単なるIPテレビ電話のアプリケーションとしてではなく、 センサと連動した監視系サービスや情報家電サービスなど、様々なサービスへの応 用が期待されている。

このようなサービスと連携しつつ、IPテレビ電話では様々なサービスが展開されてい るところだが、残念ながらその本格的な普及までには至っていないのが現状である。 テレビ電話に求められるのは、「電話での音声コミュニケーション」の長い歴史のもと に築き上げられてきたライフスタイルの壁を乗り越えるための魅力的なサービスを生 み出すことであるとも言える。そのために、新たなビジネス向け映像サービスの展開、 webサービス等との連携による魅力的なコミュニティ環境の提供など、サービスとして の更なる付加価値の向上を目指すことが今後の課題であると考える。

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