オペレーションシステム開発体制の整備
交換機ソフトウェアの開発組織の立ち上げと相前後して、1987年(昭和62年)OpS開発を専門とする組織が発足した。発足当時、この組織は事業部門の一部としての位置づけであった。ここで伝送路網監視、無線運用、加入者線試験、トラフィック制御、DDX保守などのOpS開発が本格的に開始されることとなった。
一方、交換機のソフトウェア内製から出発した通信ソフトウェア開発部隊でも周辺支援系あるいは制御システムなどのOpSを内製開発していたが、この頃からサービスオーダーから回線開通、故障切り分けなどの一連の業務をシームレスに行う、いわゆる「フロースルー化」の必要性が強く認識されることになって、その開発の一元化のため、1991年には両者を統合再編して、交換機のソフトウェアからサービスオーダー処理等のオペレーションシステムまでをカバーし、全国に分散開発と保守拠点を有する5000名から成る新たなソフトウェア開発部隊を発足させた。
これによって、交換機本体のソフトウェア開発に加えて、交換機の所データ作成、交換機CAD、PBX、伝送・無線監視制御、網設計、トラフィック監視制御、パケット網監視試験、ISDN網試験、光・メタルアクセスライン設備管理・試験、所外設備管理、支店設備集中監視、専用線監視試験制御など、設備とネットワークに関する全てのOpSをカバーした総合的な開発体制が完成した。この組織は、OpSに関する最高水準の業務ノウハウとソフトウエア開発能力を保有する組織として現在の当社(NTTコムウェア)におけるOpS開発部隊に引き継がれている。




