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IP電話の技術動向について その4-P2P(Peer-to-Peer)型IP電話サービス動向-

2007.12.06|新ネットワーク このエントリーをはてなブックマークに追加Yahoo!ブックマークに登録この記事をクリップ!BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

今回は、P2P(Peer to Peer)型アーキテクチャを採用したIP電話サービスおよび付加・ 応用サービス動向について述べる。

知名度・普及率の高いP2P型IP電話サービスとして、Skype Communications社が提 供するSkypeが挙げられる。P2P型IP電話サービスは、特定のサーバを持たず、端末が クライアントとしてもサーバとしても振舞うため、ユーザー増加に対するスケーラビリティに 優れているという点が特徴である。

Skypeにおいても一定比率の端末が、その処理能力に従い、自動的にスーパーノードと なりユーザー検索、信号中継等の処理を行う仕組みを持っている。この仕組みは、サービ ス提供側は高価なサーバ設備を増設する事なく、ユーザー数の増加に対応することが可 能な点が特長である。

また、サーバ機能を分散配備することで、セッションデータ等の相 互バックアップが容易となり、サーバ故障要因によるシステム全体の障害の波及を避け やすいという点も特長である。反面、その相互連携の制御、管理については、複雑なも のになっていると推察される。

Skypeでは上記の利点に加え、導入時のユーザー設定作業簡便化のため、UDP Hole PunchingによるNAT越えの技術を用いたり、Webアクセスに用いるHTTP Portを利用し たりして通信を実現する仕組みも導入されている。また、応用サービスとしてTV通話や 多地点会議のシステムを特別な追加装置なしで実現している事も強みとなる。

現バー ジョンでは、プラグインを用いる事によって利用者間で共有のホワイトボードも利用でき、 音声・映像と連動した情報共有が可能である。 これらの機能を含め、導入と利用の簡便性から利用者の拡大は続いており、今後も拡 大傾向は続くと推測される。

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