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まとめ(これからのOpS開発)

2007.12.25|OpSソリューション このエントリーをはてなブックマークに追加Yahoo!ブックマークに登録この記事をクリップ!BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

ほんの数年前まで通信事業者が使用する通信装置は特注品で、当然OpSも通信事業者が独自にスクラッチ開発するのが普通であった。その後インターネット技術の発展によってコンピューターと通信の世界が融合し、以前は(どちらかというと)情報システムの一部であったルーターやスイッチといったネットワーク機器が通信事業の主役となりつつある。我々古くからの通信屋の感覚ではこれらは通信機器というよりは情報機器の発想で設計製造されており、大幅な価格低減とベンダー選定の自由度が増した反面、規模の増加と共に信頼性の問題もクローズアップされる結果となっている。

OpSもネットワーク機器そのものの単純な管理を行う低位レイヤー(NE-OpSと呼ばれる)はベンダーから装置と一緒に購入するということが定着し、さらに様々なOpS製品がTeleManagement ForumのNGOSSに準拠して登場し、ゼロからの構築であれば現在では殆どパッケージ製品の組み合わせで実現できる時代になった。

一方、現在推進されているNGNのように十数年に一度あるかないかの大規模で革新的なネットワークとサービスのイノベーションが現実のものとなると、市販パッケージ製品だけでは機能・性能共に不足し、セキュアで大規模な電気通信サービスに適した水準のきちんとしたOpSが求められる。団塊の世代の退職による現場スキルの低下もOpSへの期待を大きくしている。

通信機器の汎用化によってNWそのものでは差別化が困難になり、今後は新サービスの早期投入、オーダーリングや故障対応自体のスピードアップ、インターネット時代に対応したセルフサービス、網情報のオンライン開示など、サービス水準の高度化とスピードアップがますます重要となる。たとえば法人向けサービスにおいては複数サービスのワンストップ化が重要な差別化要素となってきている。顧客に近づくに従って顧客をキーにした横断的な対応、宅内・端末工事の一本化などが求められ、それを実現するための機能がOpS求められていくであろう。 このようにサービス・顧客指向が強くなると、柔軟なサービス展開を実現できるSDP(Service Delivery Platform)の構築が重要な課題となる。

個別OpSはSDP上に搭載され、SOAによって相互に連動して高度で複雑なサービスを実現していくこととなろう。より高次の機能を実現するためのプラットフォーム型のアークテクチャーの構築力が重要になっていくであろう。 もうひとつ重要な課題としてレガシーサービスの維持がある。NTTは2010年を目途に光2000万加入を目標に掲げているが、見方を変えれば未だ3000万の従来の電話サービスが残っているということであり、いかにこのサービスを安定して提供し続けるかも大きな課題である。OpSも同様で、レガシー電話網を構成する通信設備と共にお金をかけずに機能維持することが必要なのである。これら新旧の課題は共に我々にとって重要な課題であり、責任を持って遂行しなければならない。

さて、1年にわたってこのITExpressに投稿させていただきましたが、ここで一区切りさせていただこうと思います。とりとめもない文章を読んで頂いた皆様、貴重なご意見を寄せてくださった多くの方々に感謝申し上げます。 最後に、このような貴重な場を与えて下さった(株)ビジネスコミュニケーション社の桑畑社長、河西編集長、池田副編集長に厚く御礼申し上げます。

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