月刊ビジネスコミュニケーションによるエキスパートブログ
HOME | ABOUT |
atom rss2.0

« previous next »

IP映像配信サービスの次

2008.06.20|IPベースアプリケーション このエントリーをはてなブックマークに追加Yahoo!ブックマークに登録この記事をクリップ!BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

自宅でBフレッツを引いていることを利用し、ぷららの光TV(注1)に加入した。送られてきたセットトップボックス(STB)のLAN側をTVにつなぎ、WAN側をBフレッツ用のルータにつなぐと、簡単に多チャンネル放送が楽しめるようになった。筆者の自宅では、いわゆる地上波チャネルを横浜地区のCATVで見ているので、CATV用のSTBと光TV用のSTBがテレビにつながっていることになる。家族にとっては、配信している技術も経路も全く異なるCATVと光TVであるがあまり違いを感じていない。今のところ、家族にとっては、CATV、光TV、BSとチャネル群の名前としか見ていないようである。

ここで思ったことは2つある。ひとつは、きれいな画面がIPで安定して送られていること。IPだから、ベストエフォートだからという特殊性は全く無い。NGNも検討しているとのことだが、現在のBフレッツでも十分にきれいで、CATVのディジタル放送と遜色ないのだ。Bフレッツの速度が実行速度で40~50Mも出ていること、マルチキャストを使っていることなど技術的な理由はいくつかあるが、インターネットアクセスに引き続き、光電話、そして映像サービスとトリプルプレイ(注2)が実現できていることを実感した。 もうひとつは、IPならではの特徴が未開拓であることである。視聴可能なテレビチャネルを見ている限り、CATVの多チャンネル放送にオプション契約しても見ることのできる類似チャネルが多い。インターネットに入っているBフレッツユーザが有料TVも見たいと思ったときの選択肢となっている。もっとも、現在の地上波もアンテナを立てて直接受信するか、CATVで視聴するかの選択肢でしかない。そこに、光TVも加わったことになる。

IPの特徴は双方向性であろうと思う。光TVは、テレビ放送だけでなくVODがあるので、VODの利用がツタヤ等のレンタルショップと対等になってくれば、通常のテレビと違うと思うようになるはずだ。光TVもその辺は、意識していて、独自チャネルとして、「光TVサッカー」(注3)を運用している。地上波には無い、J1全306試合をフルマッチビデオ配信するだけでなく、注目試合はライブ生中継までしているのだ。あるチャネルが普段はVODを提供しているのに、特別なときはライブ放送を合わせて行う形式は、IPならではと言えるだろう。今後、BMLを介したTVとWebの融合や、試合分析データなどのDB連携といった新しい楽しみ方も期待したい。この方法は、サッカーだけでなく、専門性や趣味性の高い領域を狙って行うチャネルに向いていると思う。地上波ディジタルの再送信も加わっていき、放送としての充実度を挙げていく光TVに、IPとしての映像配信サービスの次を期待したい。

注1:http://www.hikaritv.net/
注2:http://flets.com/opt/learn_triple_appeal.html
注3:http://soccer.hikaritv.net/

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.bcm.co.jp/mt/mt-tb.cgi/742

コメントを投稿

(投稿頂いたコメントは内容を確認させて頂くので、公開まで時間がかかります。また、適切でないと思われるコメントは公開されない場合があるので、予めご了承下さい。)

Latest