月刊ビジネスコミュニケーションによるエキスパートブログ
HOME | ABOUT |
atom rss2.0

« previous next »

キャンパスチャネル

2008.07.29|IPベースアプリケーション このエントリーをはてなブックマークに追加Yahoo!ブックマークに登録この記事をクリップ!BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

プラズマディスプレイや液晶ディスプレイが急速に大型化、低価格することでディジタルサイネージが身近になってきている。以前、インストアプロモーションに利用する手法を紹介したが(注1)、受験生と大学の情報マッチングを行なうトライアル「キャンパスチャネル(注2)」を弊社が開始したので、ご紹介したい。

「キャンパスチャネル」の特徴は2つある。一つ目は、大学と受験生を予備校でマッチングさせるビジネスモデルということである。大学では、受験生に対して大学案内パンフレットによる広報活動を行っているが、全入学時代を向かえ、より効果的な宣伝活動を望んでいる。一方、受験生は偏差値だけでなく、キャンパスの雰囲気や在校生の声、卒業後の進路など多岐にわたる情報を入手したいと考えている。この両者を、予備校と言う“場”でマッチングさせるのが「キャンパスチャネル」である。ディジタルサイネージのメリットは、ナローキャストならではの訴求力と、ネットワークを介したリアルタイム情報配信にある。山手線のトレインチャネルのように、いくつかの事例が立ち上がり始めているが、広告主から見て魅力的な(=有望なユーザが集中している)“場”というのは、そう多いものではない。「キャンパスチャネル」は、受験生と言う特定の目的を有する人々が集まる場所に、その人々が好む大学の情報を配信するディジタルサイネージである。

「キャンパスチャネル」のもう一つの特徴は、大学情報の送付申し込みができるインタラクティブな仕組みを組み込んでいることである。「キャンパスチャネル」では、大学パンフレットを配送するサービス「テレメール(注3)」を手がけているフロムページ様の協力により、モニタ横にあるFeliCa(注4)リーダに携帯電話をタッチすると、携帯電話でパンフレット申し込みができる。ユーザーに広告情報をPushするだけであったディジタルサイネージに、ユーザーがアクセスすることで、より便利なサービスが受けられる仕組みが加わったことになる。このサービスは、受験生に利便性を与えるだけでなく、サイネージとしての媒体効果を計る手段にもなっている。一般的に、新たなメディアである、ディジタルサイネージを使ってみたいと思う広告主は、有望なユーザーに対する露出効果を知りたいと考える。

キャンパスチャネルでは、受験生がパンフレットを望むことと、媒体効果を計る目的を一挙に実現していることになる。 このブログで言い続けてきたように、IPベースのサービスの成否は、複数のステークホルダがうまく座組みできるかにかかっている。ディジタルサイネージも同様であり、広告主、場の提供者、視聴者の思いをうまくつりあわせる必要がある。本トライアルを通じて、「キャンパスチャネル」の実現性を確認していきたい。

注1:http://www.bcm.co.jp/itxp/2007/07/cat14/09093221.php
注2:http://www.nttr.co.jp/news_release/
注3:http://www.frompage.co.jp/service/tm_index.html
注4:http://www.sony.co.jp/Products/felica/

図1.JPG
図1 キャンパスチャネルのビジネスモデル

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.bcm.co.jp/mt/mt-tb.cgi/756

コメントを投稿

(投稿頂いたコメントは内容を確認させて頂くので、公開まで時間がかかります。また、適切でないと思われるコメントは公開されない場合があるので、予めご了承下さい。)

Latest