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誰でもわかるユビキタスネットワーク

2009.01.06|誰でもわかるICT このエントリーをはてなブックマークに追加Yahoo!ブックマークに登録この記事をクリップ!BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

「ユビキタス」という言葉を耳にするようになってきた。とはいえ、世間一般にはまだまだ馴染みが薄いが、ラテン語由来の言葉で、「どこにでもある」といった意味らしい。これにネットワークがくっついて、「いつでもどこでも何でもがつながる情報通信ネットワーク」というのがユビキタスネットワークだ。実現に向けて各所で技術検討が進んでいるようだ。総務省も数年前から「u-Japan(ユビキタスネット・ジャパン)」構想を打ち出して、これぞ次世代ICT社会の切り札と言っている。

さて、明るい未来構想はよしとして、通信ネットワークという観点で現状に目をやると、固定電話は一家に一台、携帯電話も1億加入を突破、1.2億人(携帯経由含む)がインターネット接続し、ブロードバンドも3000万回線となっている。これって既にユビキタス状態なのではなかろうか。地下街やトンネルの中でも電話は通じるし、コンピュータだって街中でネット接続できるようになっている。これ以上何が必要なのであろうか?

実はユビキタスネットワークは、人やコンピュータだけではなく、各種電気製品、機械・機器、センサーなどあらゆる物がネットにつながることを想定しているのである。これを「モノの通信」と呼んでいる。こうなると話は違ってくる。ヒトに対するネットワークであれば、人口的にも既に飽和状態であるが、モノとなると人口の何十倍いや何千倍もありそうだ。この分野では有名な話であるが、自動車のワイパーがネットにつながっていれば、作動している場所を特定してアメダスより遥かに詳しい天気マップを作ることができる。

そういえば、以前に紹介したが、メモリーカードに無線LANが搭載される時代だ。身の回りのものが全てネットにつながるとどうなるのだろうか。まず、家電品を意のままに操作できる。テレビに録画してと言えば、あとは勝手にテレビとレコーダが通信して録画する。もちろん配線不要。目覚まし時計もセット不要。それから、血圧を測れば主治医が見てくれる。雨が降りそうだと洗濯機は動作を嫌がり、折り畳み傘は持って行けと主張する。身の回りだけ考えてもいっぱいある。居ながらにして車の運転もできるかもしれない。また、移動体通信会社は、ヒトでなくモノをお客様に「モノ通信網」サービスを始めるかもしれない。

でも、ユビキタスネットワークがウイルスに汚染されたり、ハッカーに乗っ取られたりしたら、電話が通じないだけでは済まされなくなる。自動車が勝手な方向へ走ったり、ガスコンロの火が突然付いたり…。ユビキタスネットワークは、良くも悪くも、「全知全能の神」を作り出してしまうかもしれない!?

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