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10G-EPONの概要 その1-光アクセスシステムの現状-

2010.02.18|新ネットワーク このエントリーをはてなブックマークに追加Yahoo!ブックマークに登録この記事をクリップ!BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

国内におけるブロードバンドサービス契約者数は順調に伸び、2009年時点で3000万契約を超えた。特に、Fiber To The Home(FTTH)サービスは、ADSLサービスを越え1500万件の契約数を突破し、ブロードバンド市場の過半数を占めるまで成長した。

ここまでFTTHサービスが成長した理由の一つとして、通信事業者ビルとユーザ宅を結ぶ光ファイバの途中で分岐装置(光スプリッタ)を設置することで、伝送路を複数に分岐し、1本の光ファイバに複数ユーザを収容することを可能としたPON(Passive Optical Network)システムがある。つまり、PONシステムを導入することで、設備コストを削減することが可能となり、お客様は安価な料金でFTTHサービスを利用することができるのである。

ここで国内のインターネットトラヒックについては、近年の品質確保型サービスの登場や、動画共有サービスの普及に伴い、この数年間、着実に増加し続けている(図1)。

2009年現在では、地上波デジタル放送やVoD等の通信事業者網を利用した映像配信も本格的に開始されており、今後も高画質映像系サービス等の普及により、更にトラヒックが増大していくと予想される。

このような背景のもと、光アクセスシステムの高速化を目指した次世代PONにおける要素技術の研究開発や標準化活動が世界各国で実施されている。主にITU-TやIEEEにより10Gbpsの伝送速度を有するPONシステムの技術方式が議論されているが、特に、IEEE802.3では、2006年3月から標準化の取り組みを進めており、2009年9月にIEEE802.3av(10G-EPON)の標準化が完了した。この標準化では上り1Gbps、下り10Gbpsで通信可能な非対称10G-EPONシステムと上下10Gbpsで通信可能とする対称10G-EPONシステムの2つが規定されている(図2)。本シリーズではこの10G-EPON(10 Gigabit Ethernet Passive Optical Network)システムの概要について紹介する。

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