開発支援ツール
進捗状況や品質状況を確認するためのデータ登録や集計/分析するツールを用意しているソフト開発現場は多いと思う。管理を確実にする、少しでも楽に仕事をするために利用しているものだと思うが、利点もあれば欠点もあり、なかなか万能ではないので、難しいものだと思っている。
日々の作業をデータ蓄積していくことは大きな利点になるのだが、データの質が保障できないものだと、集計した情報や分析結果は価値のないものになってしまう。正しく価値のある情報を入れることは案外難しく、データを登録する人のスキル等に依存してしまう場合も多い。開発のプロジェクトに関わる全員がフリーで情報登録するような場合、情報の質は期待できないと思ったほうがいいだろう。小規模のプロジェクトなら、情報を収集/分析する担当者が、データ登録された内容について細かくチェックしてデータ補正をすることも可能だろうが、大規模なプロジェクトだとそういう営みも現実的ではなくなってしまう。
この手のツールを大規模プロジェクトでも有効にしていくためには、データの質をチェックする手順含めてツールに入れ込むことが肝要だと思う。ツールを使わずデータの収集から分析まで実施していたときに、稼動はかかるものの、データの質が正しかったとすれば、データの質を保証するに至った手順をツールに埋め込むことにより解決できるだろう。
結局は、フラットに情報を収集して、集計/分析するようなことは実運用では支障になるケースが多く、チェックする順序とか、体制とかプロジェクトを運営するための仕組みをツールに入れ込んで進めないとうまく機能しないということである。ツールと簡単に考えると失敗する。なかなか奥深いものである。




