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10G-EPONの概要 その4-10G-EPONの課題と今後の動向-

2010.03.11|新ネットワーク このエントリーをはてなブックマークに追加Yahoo!ブックマークに登録この記事をクリップ!BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

これまで10G-EPONの主な特徴について紹介してきた。しかしながら、実際に10G-EPONを主要なアクセスラインとして利用するにはいくつか課題も存在する。

10G-EPONを既存のGE-PONと置き換えて利用する場合、GE-PONが接続されている通信事業者ネットワークとの帯域関係から、より広帯域なコアネットワークが必要となり設計変更が必要となる可能性もある。また、より容量の大きい通信を実現するということは、それに伴い消費電力も増大することに繋がる。そのほか、従来のIEEE802.3ahと同様、IEEE802.3avでは主に物理レイヤのみを規定しており、システムトータルとしての仕様は各開発ベンダに委ねられている。この点が各ベンダ間での相互接続性の確立が難しい理由であり、各国や各通信事業者で独自仕様のGE-PONシステムを利用してきた背景となっている。

そこで、IEEEでは2010年からシステムレイヤの規格の統一化も検討し始めている。

IEEE1904.1ではEPONに独自に実装されてきたONU認証方式や暗号方式、また新たに注目が集まっている省電力技術(スリープモード等)においても議論される予定である。IEEE1904.1は、ITU-Tにおいて議論されているXG-PONについても意識し、システムレイヤの規格を標準化すると予想されるため、今後の標準化動向についてはIEEEとITU-Tの両者を意識する必要がある。

また、実用化を見越した場合、省電力化、低コスト化のアプローチとして、現GE-PONの以上の多分岐化(64、128分岐)や、RFオーバーレイ技術による映像配信サービスの充実も検討していく必要がある。

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