猿でもわかる”ネットパチンコ”
ネット経由で仕事するテレワーク時代になっても、さすがに飲み会までは遠隔ではできまいと思ってたら、“ネット飲み会”が広まりつつあるという。それではと思い、筆者の趣味でもあるパチンコについて調べてみたら、きっちり“ネットパチンコ”なるサービスが行われていた。そのホームページによると既に会員登録は180万人を超えているという。
大昔のパチンコと違って、最近のパチンコは物理的な玉の動きよりも、大きな液晶画面で展開される“リーチアクション”と呼ばれるアニメーションが最大の関心事だ。回転する3ケタの数字が同じに揃えば大量の出玉を獲得できるのだが、2つまで揃ってあと1つという場面(リーチ)での様々な演出にドキドキする。揃ったと思ったら次の瞬間はずれ、外れたと思ったら揃う。この演出よく考えてみると、パソコンのソフトウエアそのものなのである。ということは、そのソフトが実際のパチンコ台で動くのか家庭のパソコン上で動くのかだけの違いで、技術的にはパチンコはネットと相性が良いかもしれない。
ネットパチンコの始め方はカンタン。サービス提供者のサイトへ行って、無料ソフト(要するにパチンコ台のソフト)をダウンロードしユーザー登録すればOK。派手な効果音とともにいつもの見慣れた液晶画面のアニメーションが動き出す。さすがにパチンコ玉だけはCGで描かれたものになるが。無料のものから結構高額な利用料を払うものまである。リアルなパチンコと違って、24時間営業なので好きな時に気軽に楽しめる。あの耳が潰れるような騒音も無い。もちろん隣の人のくわえタバコの煙にせき込むことも無い。
ネットパチンコのサイトはいくつかあるが、どうやら“ネットゲーム”と“ネットカジノ”の2つのタイプがあるようだ。ネットゲームの方は他のロールプレイングや対戦ゲーム同様のいわゆるゲーム。ネットカジノは海外で運営されていて、ラスベガスのカジノ同様お金のやりとりをする本当のギャンブルだ。
ということで、思いつくものはほとんどネット上にのっかる時代となったようだ。実は筆者は15年以上前に“サイバーエンターテンメント”なるものの研究をしていたことがある。ネットゲームが盛んになるとゲームを観戦して楽しむ人も出現し、プロプレイヤーによるエンターテインメントに発展する。様々な種目でトッププロのリーグが作られ、興行が行われ多くの人が注目する。例えばサイバーゴルフ界でのタイガーウッズが出現する。といった仮説を立てて、当時の非力なコンピュータとネットを駆使して、ネット上に競技場を作りそれをテレビ中継する仕組みを実現しようとしていた。既に“お蔵”の奥にしまい込まれているが、復活させてもいいのではと思う今日今後この頃である。




