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VDSLの新規品質向上技術について その1-概要-

2010.08.06|新ネットワーク このエントリーをはてなブックマークに追加Yahoo!ブックマークに登録この記事をクリップ!BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

今回はVDSL(Very High-speed Digital Subscriber Line)方式の取り巻く環境の変化と品質向上技術について紹介する。

VDSL方式は主に集合住宅に適用され、ビル内の管理室等に設置する「集合装置」と各住居者の部屋内に設置する「宅内モデム」間を既設メタルケーブルを利用し、上下最大100Mbpsのブロードバンドサービスを提供する通信方式である。そのため、集合住宅内に新たにケーブルを敷設する事が困難なケースでは、特に有効な方式であるといえる。

一方、近年スマートグリッドをはじめとしたホームネットワークが注目されることに伴い、宅内の伝送技術の多様化が進んでいる。ITU-Tにおいても次世代の宅内メタル伝送技術として3媒体 (同軸線、電力線、電話線)を同一の方式で伝送する「G.hn」の標準化が進んでいる。従って、各種の宅内メタル伝送技術からVDSL方式への影響を評価し、次世代の宅内伝送技術との共存を如何に図っていくかが今後の課題である。

VDSL方式では2006年2月にITU-Tにて標準化されたG.993.2(通称VDSL2)において、Bit Swapping機能、INP機能をはじめとする品質向上機能が規定された。各品質向上機能と標準については図1の通りである。これら品質向上機能を活用することが他の通信方式と共存を図るうえでの鍵となると考えている。次回以降にて2008年3月に掲載したSOS機能、SRA機能を補完する機能をもつBit Swapping機能、INP機能について紹介する。

次回はVDSL2における品質向上機能の1つBit Swapping機能について紹介する。

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