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VDSLの新規品質向上技術について その2-Bit Swapping機能-

2010.08.16|新ネットワーク このエントリーをはてなブックマークに追加Yahoo!ブックマークに登録この記事をクリップ!BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

今回はVDSL2における品質向上機能のうちBit Swapping機能について紹介する。

従来VDSL方式の各サブキャリアの搭載ビット数は、VDSL装置起動時のトレーニングの際に信号対雑音(S/N)比に応じて決定され、再度トレーニングが行われるまで一定に保たれる。

ITU-T G.993.2にて標準化されたBit Swapping機能は、DMT(Discrete Multi Tone)方式(※1)での伝送において強い雑音が発生した際、S/N比に余裕がなくなったサブキャリアの搭載ビットを、余裕のあるサブキャリアへ移動させることができる。これにより、リンクアップ状態を維持しつつ、CRC(Cyclic Redundancy Check)エラー(※2)の発生を未然に防止することができる(図2)。

また、Bit Swapping機能が動作した際、サブキャリア毎の搭載ビット数は変化するが、全周波数帯域での合計ビット数は変わらないため、ビットレートに変化はない。

他にもVDSL2品質向上機能はあるが、狭い周波数幅で雑音が発生すると対応できない場合がある。しかし、Bit Swapping機能はサブキャリア毎のS/N比の変化に反応して動作するため、狭い周波数幅で発生した場合であっても動作することができる。

次回はVDSL2における品質向上機能の1つであるINP機能について紹介する。

  • ※1 DMT方式:DSLの変調方式の一つ。データ伝送用の周波数帯域を一定帯域毎に複数のサブキャリアに分割し、各サブキャリアに対しサブキャリア変調を行う方式。
  • ※2 CRCエラー:巡回冗長検査の略であり、連続する誤りを検出するための誤り検出符号の一種。

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