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VDSLの新規品質向上技術について その4-まとめ-

2010.08.30|新ネットワーク このエントリーをはてなブックマークに追加Yahoo!ブックマークに登録この記事をクリップ!BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

VDSLの新規品質向上技術として、Bit Swapping機能、INP機能について紹介してきた。これにSRA機能、SOS機能を含めた4つの品質向上機能にはそれぞれ効果のある雑音範囲があり、かつ併用可能なため、必要に応じて適用すべき機能を組み合わせて設定することでより効果を高めることができる。各機能の特徴は以下の通りである。

・Bit Swapping機能:狭い周波数の範囲に発生した雑音の強度が増加した際に動作し、リンクダウンを予防する。
・INP機能:小さい時間幅で発生したインパルス的な雑音による誤りを訂正する。
・SRA (Seamless Rate Adaptation)機能:広い周波数の範囲に発生した雑音の強度が増減した際、動的に最適な速度を確保する。
・SOS機能:突発的に強度の高い雑音が発生した際に、瞬時に動作してリンクダウンを予防する。

集合住宅において、通信線と電力線の離隔距離が短く、VDSL通信に影響が出やすい状況の場合、電力線搬送波通信(PLC:Power Line Communication)との共存を検討すると、PLC側でトレーニング信号のように瞬間的な信号を送受信中の漏話雑音に対しては、INP機能を用いることが効果的だと考えられる。またPLC側にてトラフィック送受信中の通信線からの漏話雑音に対しては、Bit Swapping機能、SRA機能やSOS機能を併用することが効果的だと考えられる。

今後は、各ホームネットワークの通信方式がVDSLへ与える影響を評価し、各ホームネットワークの通信方式の特徴に合わせて、どの品質向上機能を適用すべきか検討する必要がある。また同様に他のホームネットワークの通信方式の立場からもVDSLとの共存の可否について検討することが重要である。

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