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誰でもわかるフラッシュマーケティング

2010.08.13|誰でもわかるICT このエントリーをはてなブックマークに追加Yahoo!ブックマークに登録この記事をクリップ!BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

先日の朝日新聞1面に“フラッシュマーケティング”という聞き慣れない言葉が大きく掲載されていた。全国紙の1面に載るほど話題になっているのかと思い、ちょっと調べてみたら結構ネット上でにぎわっている。たとえば「24時間以内に30人の購入希望者が集まれば、夜景を楽しみながらのフルコースディナー7400円相当が54%割引の3500円になるクーポンを提供」といったサービスである。要するに、売る側が定めた時間内に購入申込み者が必要人数に到達すれば共同購入が“成立し”、5割から7割引きの割引券(クーポン)が発行されるという仕組みである。この大幅な値引きが注目の理由のようだ。

利用方法は簡単だ。フラッシュマーケティング用の商品を集めた専用ポータルサイトで利用登録しクレジットカード払い等の手続きをすれば準備OK。あとは好みの商品を選んで購入申込みし、必要人数に達すれば完了。人数が足りなければブログやTwitterで参加を呼び掛ければよいし、既に必要人数が“成立”している商品もたくさんある。食べ物関係ではケーキやドーナツからフルコースディナーまで。エステや観光ツアーなどもある。変わったところではカーシェリングまである。どれも50%を超える大幅値引きだ。

なぜこんな大幅値引きができるのだろうか。たぶん店側としては、事前に販売期間と客数が把握できるので仕入れに無駄が生じないことや、利用客の少ない日の稼働率を上げる効果があるのだろう。特に飲食店やホテルなどでは効果が大きそうだ。ただいろいろ商品を見ていると、赤字覚悟の客寄せ目玉商品的なものもあるようだし、話題を呼んで店の知名度向上を狙ったものや、更にはもともとの定価が怪しそうなものも見受けられるので吟味の必要もありそうだ。

共同購入といえば古くはコープ(生協)で班長さんがお世話をしてまとめて商品を受け取ることで配達コストを下げて、少しでも安く購入する仕組みだった。それがネット時代になり、皆で同じものを買うことで価格を下げることに変わった。それでも2割~3割引きが限界だった。これに時間制限と最低人数制限を付加することで常識外の割引を行うようになったのがフラッシュマーケティングということのようである。

時間制限といえばスーパーやデパートでのタイムセールを思い浮かべる。売り場の片隅で“1時間だけ5割引”といった声がかかると人だかりがきて、人がさらに人を呼び込んであっという間に売り切れる。これまでのネットではこういったことが難しかったが、Twitterをはじめとするリアルタイムコミュニケーションツールの普及がこれを可能にしたのだろう。フラッシュマーケティングはいわばネット上のタイムセールだ。

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