誰でもわかるEVERNOTE
EVERNOTE(エバーノート)というサービスの利用者が急増しているという。一言でいえば、「クラウド型の個人メモ管理サービス」である。日常の仕事や生活の中で、ブログやツイートする感覚で身の回りで起きたことや思いついたことをテキストでメモする。またカメラでスナップショットを撮る。さらには音声でメモを録音する。こうして作成されたテキスト・写真・音声を、あたかも一冊の個人ノートに書きとめるかのように、一括してクラウド上の“ノートブック”と呼ばれる個人エリアに保存し、いつでも検索・取り出せるサービスなのである。すでに世界で数百万人が利用しているらしい。
EVERNOTEのすぐれた点の一つは、こういったことがパソコン等の環境に依存せずに行えることである。ビジネスマンなら会社のデスクトップPC、モバイル用ノートPC、ケータイあるいはスマートフォン、最近ではiPadなど複数の機器を使い分けている。個人でも家庭用のパソコンとケータイの2つは持っている。どの機器からでも“ノートブック”にメモ入力できるし、どの機器からでもメモを取り出すことができるのである。
もうひとつのすぐれた点は、ノートブックに貯め込んだメモを検索によって自在に取り出すことができることだ。キーワードによる検索もちろん、ノートの「属性」による検索ができる。属性とは、ノートの作成日、データの形式(画像、音声など)、情報のソース(Webページ、モバイルなど)といったものだ。これらの属性は自動的に認識・記録されるので、手間がかからず情報が整理され、すぐに簡単に取り出すことができる。
利用方法は簡単だ。EVERNOTEの専用Webページでアカウント作成をした後、パソコンやスマートフォンなど使用する機器に合わせたアプリソフトをインストールすれば完了。WindowsやMacはもちろん、iPhoneやAndroid、BlackBerryやPalmにも対応している。なので、手持ちのすべての機器にインストールしておけばよい。ベージック機能は無料で利用できる。有料のプレミアムユーザーになれば、記録容量を拡大したりや追加機能を利用できるようになる。
実は筆者はこれまでメーラーをEVERNOTE的に使ってきた。アイデアを思いついたり、記録写真を撮ったり、To-Do事項等ができたりしたら、とりあえず自分あてにメールする。これで確かにメモは残せるのだが、山のような日常のメールに紛れ込んで後から取り出すのに苦労していた。EVERNOTEで一気に解決だ。ただこの仕組みは、個人情報どころか個人の“アイデア=頭の中”まで外部のサーバーに預けることになる。EVERNOTEは全世界の頭脳を集約しようと思えば不可能ではないのである・・・というのはちょっと考えすぎだろうか?




