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ネットワークを支える監視技術の最新動向 その1-ネットワーク監視の必要性と現状のネットワーク監視における課題-

2012.01.18|新ネットワーク このエントリーをはてなブックマークに追加Yahoo!ブックマークに登録この記事をクリップ!BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

1-1.ネットワーク監視の必要性
近年、電話やインターネットは多様なコミュニケーションツールの基盤となり、常にネットワークに「つながっている」ことを前提にしたサービスが増えてきた。
その中で、東日本大震災では多くの通信装置が故障し、最大約270万契約(NTT東日本)のお客様に対し、長時間にわたってサービス復旧ができず、甚大な被害をもたらした。上記は極端な例ではあるが、ネットワーク運用において故障は規模の大小にかかわらずサービスに影響を与える可能性があることから、故障影響最小化のために「故障の未然防止」、「早期かつ正確な故障検知」、「故障対応の迅速化」が必要である。本連載では「早期かつ正確な故障検知」に着目し、ネットワーク監視の最新の監視技術動向について紹介する。

1-2.早期かつ正確な故障検知を実現する仕組み
ネットワーク、サーバーの監視の代表的な監視技術としてSNMPがある。SNMPは図1のように監視システムが監視対象にMIBとよばれる装置状態をポーリングによって取得することで、ネットワーク、サーバーの情報をすることができる。また、SNMPには監視対象装置インタフェースのリンクアップ、リンクダウンなど特定の状態変化に伴って、監視対象装置自身が監視システムにアラートをあげる「SNMP-Trap」と呼ばれる仕組みも存在する。SNMP-Trapは異常を即座に監視システムに伝えることができるが、途中でTrapが損失してしまうと、監視システムで検知することができない。


図1:SNMPを利用した監視イメージ

本連載では次回以降、故障検知を効率化する仕組みとして、下記2つの技術を紹介する。

1)  監視対象装置の過去のリソース使用状況を収集して、統計的に正常状態を示すベースラインを作成し、そのベースラインに基づいてリソースの監視を行い、サイレント故障など正常時と異なるリソース利用率の変化を検知するリソース閾値監視の仕組みについて説明する。

2) 柔軟に構成されたネットワークにおいて、故障により影響を受けたサービスやユーザーを即座に把握するために、論理ネットワークのトポロジー監視を行う仕組みがある。マルチレイヤネットワークとオープンフローネットワークについて、それぞれの監視を紹介する。

※略語説明
・SNMP:Simple Network Management Protocol

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