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ネットワークを支える監視技術の最新動向 その3-リソース閾値監視(静的閾値監視と動的閾値監視)②-

2012.01.27|新ネットワーク このエントリーをはてなブックマークに追加Yahoo!ブックマークに登録この記事をクリップ!BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

3-1.静的閾値監視と動的閾値監視のメリット、デメリット
静的閾値監視は、容易に閾値を変更できるが、その閾値をどれくらいの値とするかは監視状況から判断しなければならない。また、中長期的にトラフィックの変動がある装置を監視する場合、運用管理者はトラフィックの変動とともに閾値を変更するといった手間がかかることがある。
一方、動的閾値監視は過去のリソース使用状態から自動的にベースラインが作成され、適切な動的閾値の幅に決めれば、静的閾値監視より誤検知や検知漏れが少ない高精度な閾値監視をすることができる。動的閾値監視のデメリットは初期導入時においてベースラインからどこまでの幅を閾値とするかを決めるための若干の状態学習時間が必要となる。また、動的閾値を作成する際に異常な状態のリソース使用状況も自動的に閾値に反映されてしまうため、正常な閾値とならない場合が考えられる。そのため、異常だと分かっている時間帯のリソース使用状況を除去して動的閾値を作成するような工夫が必要となる。

3-2.動的閾値監視(複数監視項目)
動的閾値監視では1つの監視項目の過去データから閾値を作成する方式だけでなく、「CPUとメモリ」や「CPUとI/O」などの複数の監視項目の相関性を考慮して閾値を作成する方式もある。
【CPUとI/Oの相関関係(CPUが高いと、I/Oが低い)を使用した例】
・CPU負荷が高く、I/Oが低い場合:通常状態であり、問題なし
・CPU負荷が低く、I/Oが高い場合:アラーム通知(通常運用状態と違う動作であれば、障害の可能性あり)


図3:動的閾値監視の複数監視項目の相関関係

次回は、マルチレイヤネットワークの監視技術について説明する。

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