N+M構成技術とクラウド
最近は、IT業界はクラウドが花盛りである。システムを作る/用いる時にクラウド技術を使っていると進んでいる印象を受けるが、先行きはどうなるのだろう。気になるところだ。
実は、昔の交換機でも今でいうクラウド技術っぽいことをやっていた。データ通信を行うパケット交換機類(X.25や共通線)である。昔のことだからデータ通信を行うプロセッサの処理能力があまりなかったので、複数台プロセッサを並べ、プロセッサへのパケット振り分けのためのスイッチ機構を持ち、プロセッサ間の共通データ類の管理やデータ通信のトラヒック制御を行う共通プロセッサから集中管理する構成をとっていた。高可用性を実現するためにN+M構成をとっていたのだが、データ通信サービスの継続性のためプロセッサにまたがったデータ通信サービスの引継ぎや、データ通信サービス追加時のソフトウェアの更新をサービス中断せず実施する等の技術を更地から作っていた。
専用システムで用いるN+M構成技術と、汎用システムで用いるクラウド技術はそもそもの生い立ちは違うものの、技術要素は近いところにあるように思う。なんとなく、交換機開発をやっていた人たちはクラウドとは関係ないところにいるような気がしてしまうが、そうでもない(と言いたい。)。今後クラウドの技術はより広範囲で用いられ、オープンな技術になっていく可能性はあり、そうなるとシステムの信頼性に対する要求が高まってくることが想定される。N+M構成技術は大変苦労した技術であったが、培った技術要素が活かせるかも?と思ったりする。




