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HSD 、ATM メガリンク、フレームリレーFR に続き スーパーOCN でもSLA を導入
NTT Com
03- 3506- 1288

NTT コミュニケーションズ(NTT Com)は、より高品 質のサービスを提供するために、Arcstar ブランドとして 「サービス品質保証制度」(SLA;Service Level Agreement ) の導入を推進。99 年8 月からネットワークアウトソーシ ングのSLA を開始し、12 月1 日からは高速ディジタル専 用サービス「HSD 」、ATM メガリンク、スーパーリレー FR のSLA を開始している。これに加えて、本年1 月11 日 から新たに高品質IP ネットワークサービス「スーパー OCN 」においてもSLA を導入することとなった。

SLA は、利用者との間で、サービス品質に関する基準 値を設定・合意し、その合意した基準値を遵守できなか った場合には、あらかじめ規定した料金を返還する制度。 企業における電子メール、WWW 等、IP ベースのアプ リケーションの重要性は、ますます高まってきている。 またグループウェア、ERP パッケージ等、一定の信頼性 や応答速度が要求される基幹業務系のアプリケーション についてもIP 化が進展している。このようなIP ベースの アプリケーションの利用拡大に伴い、インターネットサ ービスへの高い信頼性と安定性の確保が求められている ことから、NTT Com は、Arcstar ブランドとして提供し ている高品質IP ネットワークサービス「スーパーOCN 」 に、より一層の品質向上を目指しSLA を導入することに したもの。

スーパーOCN のSLA では、「故障回復時間」「遅延時 間」「故障通知」の3 項目のサービス品質について基準値 を設定。サービス品質が設定した基準値に達しなかった 場合は、一定料率の料金(故障回復時間においては、72 時間以上で月額料金の全額)を利用者に返還する。
社内LAN 、インターネット環境を構築できる VALUE- MAIL サーバを発売
NTT ドコモ
03- 5563- 7045

NTT 移動通信網(NTT ドコモ)は、SOHO 、中小事業所向 けにモバイルメールサーバ機能「VALUE-MAIL 」を搭載 し、社内LAN やインターネット環境を構築できるオール インワンサーバ「MM QUBE (エムエムキューブ)」を発 売した。OS にLinux 2 .0 を採用、本体価格298 ,000 円となっ ている。主な特長を以下に示す。

@モバイルメールシステムの構築が簡単
VALUE-MAIL (50 クライアント以下)機能をパッケー ジ化し、容易なセッティング・稼動を可能としている。

Aインターネット/イントラネットサーバとして必要な 機能を完全装備
Web 、E メール、ファイル共有、DNS といった機能に 加え、パケットフィルタリング、ファイアウォール、 NAT 、外付けモデムをサポートし、イントラネット接 続に必要な機能を1 台でカバー。

B簡単なセットアップと管理
初心者でも簡単セットアップ。設定・管理もブラウザ から行えるので、ユーザの登録等も簡単。自動管理機 能が常にサーバの状 態を監視し、問題が 生じたときには管理 者にメールで知らせ るので、日々のメン テナンスは不要。

C独自アプリケーショ ンの搭載も可能

Dコンパクトで省スペ ース(20 cm 四方程度)
NTT Com とCA が、 エンタープライズマネジメントサービス(EMS )の提供で提携
NTT Com /コンピュータ・アソシエイツ
03- 3500- 8020 /03- 5320- 8090

NTT コミュニケーションズ(NTT Com )とコンピュー タ・アソシエイツ・インターナショナル(CA )の両社は、 99 年11 月18 日、「エンタープライズマネジメントサービス (EMS )」の提供に関して基本合意したことを発表した。 NTT Com は、2000 年4 月から、企業向けに分散システ ムを効率的に運用するためのコンサルティング、設計、構 築サービスと、運用・保守のアウトソーシングサービスか らなるEMS の本格サービスを開始する。

同社は、従来のネットワークの運用サービスに加え、パ フォーマンス管理、IT 資産管理、イベント管理、ソフトウ エアの自動配布といったサービスメニューをベースにIT の運用サービス事業に参入、ワンストップのトータルソリ ューションを提供する。将来的にはIT 要員の受入れやIT 資産の買取などサービスの領域を拡大するとともに、海外 拠点を利用して企業のグローバルな事業展開もサポート していく予定。

CA は、NTT Com に、エンタープライズマネジメント製 品、教育支援、ノウハウ、技術検証、デモ環境、サポートサ ービスを提供していく。CA が提供する製品とサービスに より、NTT Com のEMS 適用領域は、デスクトップPC 、 サーバ、ネットワーク、OS 、データベース、ディレクトリ、 メッセージングシステム、アプリケーションシステムだけ でなく、POS 端末やプリンタといったさまざまな要素が 含まれているIT 環境の管理まで拡大することができると している。

CA は、世界的なエンタープライズマネジメントのソリ ューションプロバイダであり、今回の合意により、日本市 場におけるビジネスをさらに拡大することを目指す。
ナレッジベースのサポート支援ツール ServiceIT 日本語版を販売開始
コンピュータ・アソシエイツ
0120- 702- 600

コンピュータ・アソシエイツ(CA)は、99 年12 月8 日、 ワークグループ向け管理ソリューションIT シリーズの 新製品、「ServiceIT (サービス・イット)4 .32 Workgroup Edition 」日本語版の販売を開始した。

本製品は、ナレッジベースのサポート支援ツールで、 ワークグループ向けに最適化されたシンプルかつ高機能 のヘルプデスクソリューションを提供する。これまで国 内市場に提供されてきたヘルプデスクツールの多くは、 比較的大規模ユーザをターゲットとした複雑かつ高価な もので、中小事業所、中堅企業のサポート部門は適当な ヘルプデスク機能を利用することができずにいたという のが実状であった。本製品は、下記の機能により、問い合 わせ対応の各種業務ニーズに応え、かつ導入の容易な製 品となっている。

・コール管理とコールトラッキング
コールのログ情報を管理し、転送やエスカレーション、 ステータスの把握など全面的なコール管理機能を提供。

・ナレッジマネジメントによる問題解決
問題解決方法やよくある問い合わせ、質問に対する回答 をナレッジベースとして蓄積/活用することができる。

・Web インタフェース
Web ベースのインタフェースも用意。これによってい つでもどこからでもナレッジベースにアクセスした り、問題解決を進めることができる。

・レポーティングと効果測定
標準的でカスタマイズ可能なリアルタイムのレポート ツールを備えている。

価格は、担当者3 名までの3 アナリスト版が100 万円。
「SCAW シリーズ」人事管理新バージョンを使った 人事ソリューションサービスをトーマツと協業して提供
NTT データ
03- 3847- 3291

NTT データは、このほどERP パッケージ「SCAW 人 事管理システムVer.2 .0 」を発売するとともに、世界5 大 会計事務所系コンサルティングファームのトーマツ・コ ンサルティングと協業し、本パッケージを活用した人事 ソリューション・サービスを提供することを発表した。

「SCAW 人事管理システムVer.2 .0 」では、
@グループ 会社等の複数会社での人事異動、人件費管理支援、
A社 員個々人の氏名、所属部署、役職などの基礎情報や待遇 情報などが、各人のパソコンのWeb ブラウザ画面上で簡 単に検索・閲覧できる、
B昇格・昇給シミュレーション 対応などの機能強化を図っている。

リリース時期は99 年 12 月10 日からで、基本価格は400 万円(給与計算対象が 250 人の場合)〜となっている。

また、NTT データとトーマツ・コンサルティングが共 同で提供する「人材マネジメント変革ソリューション」 は、人事戦略の立案から人事諸制度の変革、さらにERP パッケージを活用した人事管理システムの導入・運用ま で、人材マネジメント変革の実現を一貫してトータルサ ポートするもの。

具体的には企業が「SCAW 人事管理システムVer.2 .0 」 を導入する際に、導入の初期段階から、トーマツ・コン サルティングが人材マネジメントの状況を調査・診断 し、顧客企業に最適な人事・給与プランを提案。システ ム構築中もプランがシステムに適切に反映されるよう支 援する。さらに、導入後においても、人材マネジメント 変革が確実に定着するまで業務運用およびシステム運用 の両面からアドバイスやサポートを行うなど、トータル で質の高いコンサルティングを提供する。
インターネット電話を身近に利用できる ネットフォンアダプタ(VS- 101NA)を販売開始
NTT データ
06- 6399- 8738

NTT データは、CT (Computer Telephony )時代に向け、 パソコン上でのインターネット電話を、普通の電話を扱 う感覚で利用できる装置として「ネットフォンアダプタ (VS-101 NA )」を開発、99 年11 月26 日より販売開始した。 本装置は、「マイク」と「スピーカー」の代わりに一般 の電話機をパソコンに接続し、その電話機からの操作で インターネット電話を利用できるようにした製品。価格 も従来のVoIP 装置比べ、19 ,800 円という低価格を実現 している。主な特徴を以下に示す。

@一般の電話機をパソコンのサウンドカードに接続し、 スピーカーとマイク機能を代用できる。
A普段、受話器を置いている時にはパソコンのスピーカ ーやマイクが使用可能であるが、受話器を上げると、 電話機がスピーカーとマイクの代わりに利用できる。
B電話機からIP アドレス をプッシュすることによ り相手を呼び出せる。
C相手からインターネッ ト電話の呼び出しを受 けたときは受話器を上げ るだけで話ができる。
D接続した電話機をインターネット電話とNTT の一般 回線とで使い分けることができる。
Eインターネット電話を利用していない時でNTT の一 般回線からの呼出しがあった場合には電話機の接続が 自動的に切り替わり、電話機のベルがなる。

なお、ドライバソフトは、 http://www.voistage.com/dl/101na/101na.htm より無償でダウンロードできる。
NTT コムウェアが次世代のモバイル系高機能情報サービス基盤の開発に向け、 HP 社の組込用Java 環境「Chai 」のライセンスを取得
NTT コムウェア/日本HP
043- 211- 3613 0120-081-565

NTT コミュニケーションウェアは、日本ヒューレッ ト・パッカード(日本HP )の組込用情報端末向けJava 開発環境「Chai (チャイ)」のライセンスを取得、今後、 次世代のモバイル系高機能情報サービス基盤を開発する ことを発表した。

携帯型の移動端末を利用したモバイル系インターネッ ト市場は今後ますます拡大し、多種多様なサービスが提 供されることが予想される。携帯情報端末には、従来の メーカ固有のアプリケーション実装方式ではなく、事業 者サービスの変更に柔軟に対応できるシステム・アーキ テクチャが要求されている。

Chai は、従来の組込機器用Java 実行環境をさらに情 報端末向けに拡張したJava 統合実行環境で、リアルタ イム性能、構成の柔軟性、プログラムのコンパクト性に 優れている。リアルタイムOS などと高い親和性をもっ ており、携帯電話タイプからハンドヘルドタイプなどに も対応できるスケーラビリティを持っている。

NTT コムウェアは、長年培ってきた通信分野のSI 能 力およびネットワークコンピューティングをにらんだ大 規模分散処理に関する技術力に、HP のChai テクノロジ ーを融合させることにより、今後ますます高度化する業 務に即応できる携帯端末の実装方式および高機能サービ スを提供するフレームワークの開発を進めていく。近い 将来、この開発により完成したフレームワークを同社の インターネットビジネス市場への参入に向けた重要基盤 と位置づけ、たとえば携帯電話会社あるいは携帯情報端 末を事業としている各社、さらには同社内ASP 事業など に広く展開を進める方針。
RSA セキュリティが98 年に続き 「コンピュータ・セキュリティに対する会社員意識調査」を発表
RSA セキュリティ
03- 3539- 7668

RSA セキュリティは、98 年に引き続き「1999 年 コ ンピュータ・セキュリティに対する意識調査」をとりま とめ、公表した。この意識調査は、同社が首都圏近郊に おいて、コンピュータを日常的に業務使用している人々 の「プライバシーと企業情報」と「コンピュータ・セキ ュリティ」に対する意識を測るために実施したもの。

調査の概要と、調査結果で注目すべき点は以下の通り。 なお、調査結果の詳細は、同社のホームページ( http://www.rsasecurity.co.jp )に掲載されている。

調査時期:1999 年9 月
調査対象:首都圏近郊で働くビジネスマン/OL
調査方法:個別アンケート
回答者数:522 名(男性309 名、女性213 名)

@個人情報におけるセキュリティ意識
・他人にもっとも知られたくない個人情報は、男性が
「年収」、女性が「日記の中身」
・個人情報の値段は、男性10 万円〜100 万円、
女性100 万円〜1 ,000 万円

AE メールにおけるセキュリティ意識
・約9 割がE メールを利用している。
・E メールはビジネスでの利用が多く、年齢が低くなる に従い私用で利用している。
・78 %がE メールは他人に見られる可能性があると感 じている。
・16 %がE メールを暗号化して送っている。

Bオンラインショッピングをしたことがあるのは14 %

Cコンピュータ・セキュリティに対する社内の危機意識 が高まっている。
ISP 向けに「リソース・プール・マネジメント」および 「リソース・プール・マネージャー・サーバ」を販売開始
日本シスコシステムズ
03- 5219- 6000

日本シスコシステムズは、ダイヤルアップ・アクセ ス・サービスの設備利用を効率化する「リソース・プー ル・マネジメント」(RPM )と「リソース・プール・マ ネージャー・サーバ」(RPMS )の国内販売を99 年11 月 24 日より開始した。

RPM とRPMS は、ISP や通信事業者に対し、一つま たは複数のAS 5300 やAS 5800 等のアクセスサーバで同 時に提供するダイヤルアップ・サービスを包括的に管理 するソリューション。課金機能やネットワーク・リソー スの利用を最適化するさまざまな機能、利用ポートのリ ソース管理のリアルタイム・レポートなどを提供する。 これによって、ISP は、顧客のダイヤルアップ・コール のリソースを管理することが可能となり、一般ユーザ、 企業ユーザとISP ユーザへのホールセール・サービスを 同時に提供することが可能となる。たとえば、顧客がダ イヤルアクセスでモデムを使用した際、ネットワーク管 理者は、顧客の利用パターンをリアルタイムにモニター することが可能。これにより、サービスプロバイダは顧 客ごとの利用形態や用途に合ったサービスを提供するこ とができるようになる。また多数の拠点にある複数のサ ーバを管理する大規模なサービスプロバイダーにとっ て、Cisco RPMS は、リソースの利用状況やサービス設 定の中央集中管理をするサーバベースの管理による強力 なネットワーク管理機能を提供する。さらに、HTML ユーザ・インタフェースによって、地理的な位置に関係 なく、さまざまなクライアント・プラットフォームから のサーバ管理が可能となる。

RPMS 、1 サーバの希望小売価格は5 ,933 ,000 円。
Oracle Application による ASP ビジネスの国内展開を発表
日本オラクル
03- 5213- 6395

日本オラクルは、99 年12 月7 日、同社のERP パッケー ジ「Oracle Application 」を基盤としたe-business 戦略の 一環として、ASP (アプリケーション・サービス・プロ バイダ)ビジネスの日本国内への展開を開始することを 発表した。ASP サービスの日本市場への展開は、同社が 提携するパートナーを通じて行われる。

Oracle Application は、クライアント・アプリケーショ ンが全面Web 対応しているため、ユーザはWeb ブラウザ さえあれば、即座にERP システムの機能を利用できる。 ASP パートナー各社は、オラクルのERP およびCRM のスイート製品であるOracle Application を通じて、ユ ーザ企業にオンラインでアプリケーションの機能を提供 することになる。今回のASP サービスの開始によって、 ユーザ企業は大規模なERP を購入・導入することなく、 ERP の機能を短期間で、安価に利用することが可能に なる。

Oracle Application を使ったASP サービスの提供に関 して提携するパートナーはすでにデータセンタ運営を含 むホスティング・サービスの実績があり、さらにOracle Application の販売や導入・運用に携わってきた有力SI 各社になる。これらASP パートナーとの提携により、ユ ーザ企業はそれぞれの業種、業態、業務上の必要性に見 合うシステムのアウトソーシング・サービスとして活用 することが可能となり、企業資源の効率的活用と業務へ の集中化が実現できるとしている。

当初、ASP パートナーとして、伊藤忠テクノサイエン ス、NTT データ、NTT ソフトウェアなど21 社が参加す る予定となっている。