情報通信に かける 私の夢
マルチメディアコンテンツの可能性


NTT コムウェア
第3 営業部
◆岡本 さくら◆



4 年前の学生時代にInternet 就 職のためにPC を購入、その後IT 業 界に就職しました。この2 年間で Internet 環境は大きく変化を遂げて きました。

今、私が目指しているのは新技術 や未開発の技術を導入に関心を持っ ているお客様の要望実現へ積極的に 取り組むこと。そして業界の先駆者 的存在を目指すことです。ここでい う“お客様”とは必ずしも企業だけ ではなく、一般の消費者も含めて “お客様”だと考えております。


近年、Internet による“マルチメ ディアコンテンツの配信”という言 葉は耳に新しいものではなくなりま した。現に音楽データのダウンロー ドの実現は消費者に曲単位の購入を 可能にし、店に買いに行くことなく オリジナルのMD を編集することを 可能にしました。また、PHS ・携 帯からインターネット接続を行うこ とも、情報を手元にダウンロードす ることも日常となりつつあります。 PC でテレビ情報を受け取り、その 放送をビデオに撮ることなく一時停 止・再生するといった機能も実現し ております。

一人一人がデータを自由に手にい れることの出来る環境が整い始め、 まさに自分の時間・空間を自由自在 にアレンジする時代が目前に迫って きているといえるでしょう。


マルチメディアコンテンツの配信 における私個人の夢は、BtoB のビ ジネスだけではなくBtoC というビ ジネス形態へのターゲット拡大で す。個人消費者のニーズ・関心は時 代を即時に反映し、刻々と変わって いきます。その変化へどれだけ迅速 に反応してニーズを満たしていける か、何よりもサービスを受けた人の 喜ぶ顔が見られるということ、また そのサービスが受け入れられるかど うか毎回結果が出るまでにドキドキ ワクワクできるということが魅力だ と思います。

社会的展望としては教育・文化・ 医療・福祉といった分野では万人が 距離を意識せず、均質なサービスを 享受する事が可能となるでしょう。


近年の情報通信の進化は目覚しい ものがあります。今後は特に情報通 信と消費者のニーズは相互に影響を 与えながら成長し合っていくものと なるでしょう。通信技術は消費者の ニーズを満たしていくだけではあり ません。潜在的なニーズを先行して 実現する事も可能であることを数々 の実績は証明しています。

情報通信の進化の中で、今後私は 既存の技術にとらわれることなく新 たな視点からサービスを発案してい きたいと考えております。例えばこ れまでの平面の画像ではなく立体映 像(注1 )の配信、さらにその立体 映像に音声を組み合わせることが可 能になれば新たなマルチメディア時 代が到来するのではないかと考えて います。

今日不可能なことでも、数年の後 にはきっと実現可能になることでし ょう。実現のためには技術だけでは なく、そのサービスを普及するため の効率的なビジネスプロセスが不可 欠なことは言うまでもないことでし ょう。近い未来を思う時、私はその 近未来の実現を担う中枢となるこの 情報通信に席を置き年を重ねていけ ることが楽しみでしょうがありませ ん。


注1 )アナグリフ方式(左右の目 にそれぞれ赤と青(または青緑) のフィルターでできた眼鏡をかけ る方式)を用いることなく見るこ との出来る立体映像のこと