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NTT と三菱電機が、共同で次世代の 共通鍵暗号アルゴリズム「Camellia 」を開発


NTT /三菱電機
0422-59-3650 03-3218-2332

NTT 情報流通基盤総合研究所と三菱電機は、次世代の 共通鍵暗号アルゴリズム「Camellia 」(開発コード名) を共同で開発した。この新暗号アルゴリズムは、128 ビ ットブロック長の共通鍵暗号で、NTT が保有している高 速ソフトウェア実装に適した暗号設計のノウハウと、三 菱電機が世界に誇る小型/高速ハードウェア処理に適し た暗号設計のノウハウ、ならびに両社が持つ世界最高水 準の暗号安全性評価技術を結集して設計開発されたもの。

Camellia は、今後20 年以上の利用に対しても十分な 安全性を有することはもちろんのこと、ソフトウェアだ けでなく専用ハードウェアによる実装においても十分な 小型化と高速化が実現できるように設計。このため、 様々なプラットフォームでの効率性・実用性において世 界最高レベルの性能を有している。 米国では新しい連邦政府標準暗号AES の制定が進めら れており、また欧州でも標準暗号開発の動きが始まるな ど、次世代共通鍵暗号の世界標準化の動きが活発化して いる。Camellia は、AES 同様に128 ビットのブロック長 を採用しており、鍵長も128 、192 、256 ビットの3 種類 をサポート。Camellia の性能をAES 最終候補暗号と比べ ると、ソフトウェア実装では同等もしくはそれ以上の高 速処理が可能である。また、実用性の面では、32 ビット プロセッサ上でのソフトウェア実装とともに、専用ハー ドウェアを使った暗号機器への組込や、IC カードに組み 込まれた8 ビットプロセッサへの適用も考慮されている。

両社は、Camellia をISO/JTC 1 /SC 27 で現在進められ ている暗号標準化活動に対して提案し、世界標準暗号ア ルゴリズムを目指す方針。


NTT データ、NTT データオフィスマートが SAP ジャパンなど3 社と購買プロセスの省力化サービス分野で提携


NTT データ
03- 5546- 9792

NTT データとNTT データオフィスマートは、SAP ジャ パン、シーアイエス、NTT データイントラマート、イン フォテリアとの間で、社内ワークフローシステムとイン ターネット上のEC サイトをXML で連携し、企業の購買 プロセスを省力化するサービスの販売/開発で提携した。 今回の提携では、社内購買システムからのインターネッ ト経由による外部EC サイトカタログの利用や受発注デー タ交換におけるシームレスな連携により、社内購買シス テムとEC サイト間の新たなサービス形態を提供すること で、市場の拡大を目指す。提携各社の役割は次の通り。

NTT データは、XML による「orderit 」との接続イン タフェースを構築し、その接続サービスを提供。NTT データオフィスマートは、企業向けのMRO 物品を販売 するEC サイト「orderit 」のサービスを提供する。

SAP ジャパンは「mySAP.com 」の購買側コンポーネ ント「SAP B-to-B Procurement 」でインターネットを 利用した企業間取引を実現し、販売側の「orderit 」と連 携した構築サービスを提供。シーアイエスはCNAP ワ ークフロー製品の「i.commerce buyside 」対応オプショ ンを提供し、CNAP による社内システムと「orderit 」 による購買システムを連携した構築サービスを行う。

NTT データイントラマートは「i.commerce buyside 」 対応として、「Intra-Mart スタートパック」にテンプレー トを実装し、オプションで「Intra-Mart 」による社内シ ステムと「orderit 」を連携した構築サービスを提供する。

インフォテリアは、EC サイト「orderit 」のXML シ ステムおよび、その「i.commerce buyside 」間におけ るXML 技術を提供する。


ワイヤレスダイヤルアップルータ IPMATE FT3000R を販売開始

NTT 東日本/NTT 西日本
03- 5226- 1721 06- 6910- 9311

NTT 東日本およびNTT 西日本では、煩わしい配線の必 要がなく、小規模事業所ユーザのLAN 構築や、家庭にお ける複数のパソコンからのインターネット接続ニーズに 対応するワイヤレスダイヤルアップルータ「IPMATE FT 3000 R 」の販売を開始した。本製品は、ISDN 回線等の ネットワークとの接続機器であるダイヤルアップルータ 「IPMATE FT 3000 R-AP 」と、無線LAN カード「IPMATE FT 3000 R-ST 」の組み合わせにより、簡単に無線LAN 環 境を構築できるというもの。ISDN 回線や高速ディジタ ル専用線等のネットワークに接続できるので、利用目的 に応じたネットワークの構築が可能。さらにHUB (10 Base-T 4 ポート)、アナログポート(2 ポート)、S/T ポート(2 ポート)を搭載しているので、アナログ通信機 器やデジタル通信機器等も接続することができ、オフィ スだけでなく家庭でも快適に利用できる。本製品の最大 の特徴は、無線LAN 環境を容易に構築できる点だ。無線 LAN 上のパソコンは、本体の10 Base-T ポートに接続し た有線LAN 上のパソコンやプリンタ等との間で通信を 行うことができる。またアドホックモードにより、ワイ ヤレスLAN カードをセットしたパソコン間で、本体を介 さずに通信を行うことも可能。本体とワイヤレスLAN 上 のパソコン間での伝送速度は最大2 Mbps 、アドホックモ ードでの伝送速度は最大1 Mbps 、無線区間の通信可能距 離は見通し直線距離で約100 m 。この他、アドレス自動割 当機能(DHCP サーバ機能)、URL 、IP フィルタリング機 能、PIAFS 通信(64 k 、32 k )対応機能が付いている。

販売価格は、IPMATE FT 3000 R-AP が67 ,000 円
IPMATE FT 3000 R-ST が12 ,800 円
企業IP ネットワークの 事前予測型ネットワーク管理サービスを提供

NTT 東日本
03- 5511- 7243

NTT 東日本では、企業の情報流通ネットワーク向けの プロアクティブ(Proactive :トラブルの事前予測)なネ ットワークの管理サービスの提供を4 月から開始する。

NTT 東日本が提供するプロアクティブなネットワー ク管理サービスでは、「トラブルがおきる前(プロアク ティブ)」に、ネットワークのトラブルの要因を発見し、 取り除くための情報をレポート。さらに、そのレポート を元にしたコンサルティングサービスを提供し、ネット ワークの安定運用をサポートする。今後、e ビジネスの 発展に伴い、プロアクティブなネットワークマネジメン トの需要が高まることが予想されることから、NTT 東 日本では本サービスを提供することにしたもの。サービ スの概要は以下の通り。

@ネットワークの日々の使用状況をデータベース化して 分析し、ネットワークの性能低下等のトラブルを事前に 予測するレポートを作成し提供。

Aネットワーク管理者は、毎日提供されるこのレポート をチェックするだけで、ネットワーク全体の使用状況、 品質レベルを健康度(使用率やエラー頻度等を総合的に 判断したネットワークの状況を表す指数)とした把握が でき、トラブルの未然防止や将来予測される情報流通量 に応じたネットワークのプランニングが可能。

Bネットワーク管理業務を社外委託する企業向けに、従 来の保守サービスに加えてプロアクティブなネットワー ク管理およびコンサルティングサービス等のアウトソー シングサービスも提供する。

サービス提供価格は、10 測定ポイント(ネットワーク 機器の接続部分)の場合で、月額30 万円程度を予定。
インターネットビジネスで運用管理ソリューションを実現する 統合システム管理ソフトウェア「JP 1 Version6 」を発売

日立製作所
045- 862- 8724

日立製作所はこのほど、ISP 、ASP 、データセンタな ど次世代情報システムの集中監視・制御等の運用管理ソ リューションを提供する統合システム運用管理ソフトウ ェア「JP 1 Version 6 」を製品化し、3 月15 日から販売 開始した。
現在、インターネットビジネスに進出する企業をはじ めISP 、ASP 、データセンタでは、サービスの安定的な 提供やIT 資産の効率的な運用が求められている。さら に、ビジネスの成長に伴い、情報システムの拡大に対す るスケーラビリティの確保や、各種業務プロセスの連 携・統合などに対する運用管理も求められている。
「JP 1 」は、ERP 、データウェアハウス、Web コンピュ ーティング、EC など業種や業務を問わず幅広い分野での ビジネス展開を支える統合システム運用管理製品。IDC ジャパンの平成9 年、10 年の国内市場シェア調査でもトッ プにランクされるなど、国内はもとより海外市場でも高 く評価され、現在4 ,000 社を超える企業が導入している。
今回販売を開始する「JP 1 Version 6 」は、
・システム統合管理ソリューション
・業務自動運用ソリューション
・資産管理ソリューション

を新たに提供することで、ISP 、ASP 、データセンタな どの次世代情報システムの最適な運用と管理を実現しよ うというもの。
システム統合管理ソリューションでは、PC からメイ ンフレームまで含めたシステム全体の統合管理を実現す る。Java アプリケーション・ベースの統合管理ソフト ウェア「JP 1 /Integrated Manager 」シリーズでは、集 中監視・イベント管理に加え、コマンド操作・自動アク ションなどのリモート環境における集中操作機能の大幅 な強化により、新たに稼動性能管理や障害検知、切り分 け、回復、障害防止まで一連の作業をインターネット環 境で実行できるようになる。
業務自動運用ソリューションでは、ジョブ管理の新製 品である「JP 1 /Automatic Job Management System 2 」 により、UNIX 版とWindows 版の機能・操作環境を統 一できるほか、メインフレームとの連携なども強化し、 マルチベンダ・マルチプラットフォーム環境におけるジ ョブ運用の一元管理を実現する。
資産管理ソリューションでは、IT 資産管理ソフトウ ェア「JP 1 /Asset Manager 」により、PC やネットワー ク機器などのハードウェアやソフトウェアの資産情報を データベースに格納して一括管理することで、資産管理 作業の効率を大幅に向上させる。
また、次世代情報システム運用管理ソリューションの 新コンセプト「Global Business Management 」に基づ き、マルチプラットフォームの統合性を強化するととも に、インターネットビジネス環境でのビジネス価値の創 造を支えるソリューションを提供していく。

新製品の価格は、JP 1 /Integrated Manager − Central Console 200 万円〜、JP 1 /Automatic Job Management System 2 −Manager 30 万円〜、 JP 1 /Asset Manager 440 万円〜となっている。この他の 新製品の価格・出荷時期等はホームページ ( http://www.hitachi.co.jp/soft/jp1 )を参照されたい。

なお、同社では、「JP 1 」のパートナー企業に対する 支援を整備・体系化し、「パートナーシッププログラム」 として提供している。今回、新たに営業、マーケティン グ支援のための「販売支援プログラム」、および運用管 理ソリューションの拡大に向けたJP 1 認定プログラムに よる「ハードウェア・ソフトウェアのパートナー製品認 定制度」を本年6 月から開始することにより、パートナ ー企業と連携した付加価値の高いソリューション・サー ビスを提供していく方針である。

同社では、今後2 年間で25 万本(サーバプログラム 本数)の販売を目指している。
XML アプリケーション開発運用環境 eXcelon Dynamic Application Platform (DAP )2.1 の販売を開始

CTC
03- 5226- 1721

伊藤忠テクノサイエンス(CTC )は、エクセロン (旧・オブジェクトデザイン)のXML アプリケーション 開発環境“eXcelon Dynamic Application Platform ” の販売を開始した。eXcelon DAP は、e ビジネスアプリ ケーションの構築と運用を可能にするXML 開発運用環 境。情報ポータルやオークションサイト、e マーケット プレイスなどのダイナミックなアプリケーションの開 発・実装のためのソリューションを提供する。

XML (Xtensible Markup Language )は、広範な構造 化ドキュメントに適用できるメタマークアップ言語で、 HTML と比較して、タグを定義できる、文書構造が記述 できすべての情報に意味づけが可能、異種システム間連 携の共通フォーマットとして最適といった特長を持つ。 eXcelon DAP には、優れた開発環境を実現する

「eXcelon エクスプローラ」「eXcelon スタジオ」 「eXcelon マネージャ」「eXcelon Stylus XSL エディタ」 の他、柔軟性に富んだ「eXcelon データサーバ」が含ま れ、ダイナミックなモデリング機能を実現している。ま た、「クロスコネクト」「XSLT エンジン」「全文検索機 能」により、従来の70 種類のデータソースとの連携や、 XML とHTML との自動変換、テキストの高速検索を可 能としている。EAI (Enterprise Application Integration ) 分野や、B toB (EDI )、BtoC のコマース構築に適した開 発環境を提供する製品だ。

販売価格:eXcelon DAP 開発版198 ,000 円〜

またCTC では、BtoB ソリューション市場に特化した エクセロンの新製品“eXcelon B 2 B Integration Server 1 .0 ”の取扱も併せて開始している。
CA とレッドハットがLinux による エンタープライズマネジメントソリューションを実現

コンピュータ・アソシエイツ
0120- 702- 600

コンピュータ・アソシエイツ・インターナショナル (CA )と米レッドハットが、販売、マーケティングおよび サポートに関する包括的な契約を締結した。これにより、 レッドハットはCA のエンタープライズマネジメントソ リューションにRed Hat Linux Edition シリーズを投入、 CA の直販部門はレッドハットのエンタープライズサポ ート契約をUnicenter TNG の顧客に提供することとな った。

今回の契約により、両社のユーザは、Red Hat Linux Edition シリーズ上で、CA の基幹業務向けのIT アプリケ ーションを稼動させ、そのあらゆる機能と統合サポート を享受できることになった。今回の契約は、基幹業務向 けアプリケーションとWeb ベースの商取引に対応する 先進技術プラットフォームとして台頭してきたLinux の 管理性と信頼性を最大限に引きだすという、CA とレッ ドハットのコミットメントを反映するもの。さまざまな OS プラットフォームにわたって統合された完全な管理 インフラとオープンソースを組み合わせたソリューショ ンを、24 時間、週7 日体制の完全なエンタープライズサ ポートとともに提供したいという両社の思いが反映され ている。レッドハットは、同社のWeb サイト、チャネル パートナーおよび電話セールスキャンペーンを通じて注 文を受け付ける。CA とレッドハットは、このソリューシ ョンを市場に投入するに当たり協力体制を整え、合同の セミナー、チャネルプログラムおよび教育コースを通じ てトレーニングを実施する。Linux 上でUnicenter TNG を利用するユーザには、CA の直販部門がレッドハット のエンタープライズサポート契約を奨励し、提供する。
i モード端末対応型ソフトウェア インテグレーションパッケージ「WebWare/Passport 」を販売開始

NTT ソフトウェア
03- 5782- 7202

NTT ソフトウェアは、i モード端末対応型のソフトウェ アインテグレーションパッケージ「WebWare/ Passport 」 を販売開始した。同製品は、NTT ソフトウェアがNTT ド コモおよびメトロと共同で開発したもの。

WebWare/Passport 」は、高度なセキュリティを実現し ながら、i モード対応の携帯電話やパケット通信端末「エ クシーレ」から企業内イントラネットの活用を可能とす るイントラネットシステム構築ツールで、NTT ソフトウ ェアのWeb アプリケーション構築ツール「Web-BASE 」 と、メトロが販売するユーザ認証システム「SAFEWORD 」 を連動させたソフトウェアインテグレーションパッケー ジ。従来、i モード端末を企業内のイントラネットシステ ムの端末として使用するとき、Cookie (クッキー: WWW サーバがユーザを識別するための文字列情報)が 使用できないため、一般のWeb 構築ツールではセッショ ン管理の仕組みが作りにくいといった面があった。また 一般的な社内システムのWeb 化の問題として、セキュリ ティ面における不安定さやレスポンス時間、通信コスト 面での課題が指摘されていたが、「WebWare/ Passport 」 はこれらの問題点を解決する新しい手段を提供するツー ルといえる。

たとえば、ワンタイムパスワード認証システ ム「SAFEWORD 」によりi モードセンタ、企業サーバ間 のインターネット通信における高度な認証、なりすまし 対策など、より安全性の高いユーザ認証を可能とするほ か、Cookie を必要としない「WebBASE 」のセッション管 理機能により、複数ページにまたがる業務処理を再度認 証することなくスムーズに行うことができる。

販売価格は100 ユーザで約400 万円〜。
次世代仮想ディスク・サブシステム 「StorageTek 9500 SVA (Shared Virtual Array )」を販売開始

日本ストレージ・テクノロジー
03- 3746- 9715

日本ストレージ・テクノロジーは、独自のバーチャ ル・ストレージ・アーキテクチャーに基づく、次世代仮 想ディスクシステム「StorageTek 9500 SVA (Shared Virtual Array )」とSVA の付加価値を高める仮想技術特 有のソフトウェア製品群「Virtual Power Suite ソフトウ ェア」を発表、販売を開始した。本製品は、従来の Storage Tek 9393 -4 /6 型SVA に対し、I/O 処理性能の向 上、パッケージング技術の刷新による大幅な省エネ・省 スペース化の実現、SAN (Storage Area Network )対応 など、製品力を大幅に強化した後継機種。独自のバーチ ャルアーキテクチャーの採用で、RAID-1 、RAID-5 等の 他社製ディスクでは実現できなかったRAID-6 冗長構成 によるデータ保全性(無停止運用対応)や、最大1 ,024 個 の仮想論理ボリューム機能による柔軟なシステム運用な どを可能にしている。また同製品 はマルチプラットフォーム対応 (OS/390 への接続他、Solaris 、 AIX 、HP-UX 、NT サーバへの接 続が可能)であり、これにより複 雑化するシステム環境におけるス トレージ管理時間とコストの大幅 な削減が可能となり、新規アプリ ケーション開発環境も大幅に改善 される。また同時に発表されたVirtual Power Suite は、 9500 SVA のバーチャル・アーキテクチャーの特徴を活 かし、超高速データコピーやデータムーブ機能を提供す るソフトウェア群。これにはStorageTek の超高速デー タコピー機能であるSnapShot も含まれている。
Tivoli サービスプロバイダ向けソリューション 「Net Generation Initiative 」を発表

日本チボリシステムズ
03- 5400- 2718


日本チボリシステムズは、ISP やASP などサービスプ ロバイダ向けに、高い収益性を実現するビジネスプロセ スやサービスの構築、運用、管理を支援し、コストの低 減も合わせて実現するTivoli サービスプロバイダ向けソ リューション「Net Generation Initiative 」を発表した。 今回発表したサービスプロバイダ向け新製品は、Net Generation Initiative ソリューションの中で、インターネ ットを経由してサービスを提供する際に必要となる包括 的なネットワーク管理ソリューションであり、「Tivoli Comprehensive Network Address Translator (Tivoli CNAT )」「Tivoli Network Connectivity and Performance Manager (Tivoli NCPM )」「Tivoli Managed Network Services 」から構成される。Tivoli CNAT は、アドレス 変換機能により重複したIP アドレスを一元化し、サー ビスプロバイダが提供する複数企業のTCP/IP ネットワ ークに対する統合管理を実現する製品。Tivoli NCPM は、 高品質なネットワーク・サービス(可用性、レスポン ス・タイム、スループット等)が前提となるサービスプ ロバイダに対し、ネットワークサービスに対するSLM (Service Level Management )機能を提供し、複数企業 に向けて品質の高いサービス提供を継続して行うことを 可能とする製品。Tivoli Managed Network Services は、 Tivoli CNAT および、Tivoli NCPM を含むパッケージソ リューションで、IP インフラとネットワーク・デバイス の管理と問題管理機能を提供。これによりサービスプロ バイダは、インターネットを経由してサービスを提供す る各企業に対し、サービスレベルを含む包括的なネット ワーク管理サービスを実現することができる。
米ビトリア・テクノロジーが日本法人を設立 e コミュニティ・プラットフォームを提供

ビトリア・テクノロジー
03- 5322- 2864

米ビトリア・テクノロジーはこのほど、日本法人「ビト リア・テクノロジー(代表取締役社長:武内重親)」を設 立、日本でのビジネスを開始した。 同社は、e ビジネスに不可欠なインフラストラクチャ ーを構築するためのソフトウェアを提供するベンダ。主 力製品である「BusinessWare 」は、社内外の異なる情報 システムをリアルタイムに結び、あたかも一つのシステ ムのような円滑な情報の流れを実現するというもの。同 社が目指すのは、グループ間や企業間の異なるシステム を一体化して作られる仮想企業体である「e コミュニテ ィ」であり、これを形成するためのプラットフォームを 提供するのが、BusinessWare だ。ナレッジ・マネジメン トや電子商取引など、複数の異なる情報システムをつな ぎ合わせて社内外の情報をやり取りするビジネス形態が 一般化しているが、従来のEAI (エンタープライズ・アプ リケーション・インテグレーション)はこれらのシステ ムの統合のみ、あるいはアプリケーション間のコミュニ ケーションに重点をおくものであった。ビトリア・テク ノロジーのソリューションは、これらに加えて、プロセ スの自動化やリアルタイムの分析といった機能も提供す ることにより、取引企業との間に共通の情報インフラと なるe コミュニティを形成するというもの。これにより、 異種のシステムを持つグループ間や企業間でも、シーム レスに柔軟性の高い業務関係を保つことができるように なるとしている。

日本での販売は、SI 企業やIT コンサルタントなど5 社 とパートナー契約を締結、当面この主要5 社を中心に販 売する。年内には、パートナーを20 社程度に増やす計画。
セキュリティ検査ツール 「NetRecon3.0 」を販売開始

日新電機
03- 5821- 5914


日新電機は、米アクセント・テクノロジーズのセキュ リティ検査ツール「NetRecon 3 .0 」の販売を開始した。 本製品は、侵入者の視点から、企業ネットワークに潜 んでいる脆弱な部分を検出する弱点検査ツール。発見さ れた問題に対しては、即座に報告を行い、アクセント社 の推奨する専門的なアドバイスを提供する。インストー ルから実行までWindows NT 上で行え、進行状況や検 査結果もリアルタイムで表示される。検出された弱点は、 危険度に応じて色分けされ、様々なグラフ形式で表示。 緊急性の高いものから優先的に対処することが可能。昨 年9 月に日新電機が日本語版を開発している。今回発売 のバージョン3 .0 では、「プログレッシブ・スキャニング 機能」が強化されている。この機能は、ある1 台のコン ピュータで検出された弱点をネットワーク全体に再適用 し、1 台を単独に検査しただけでは発見できなかった複 合的な弱点まで検出できる機能。新たな弱点が検出され なくなるまで自動的に再検査を繰り返すことができ、徹 底的な弱点検出が行えるのが特長。さらに、最終の弱点 検出に至るまでの経過を順次表示できる「パス解析機能」 を追加。最終結論に対する根拠や理由を明らかにすると 同時に、途中の弱点に対する対策を順次講じていくこと で、根本的な原因を取り除くことができる。

同社ではアクセント・テクノロジーズ製セキュリティ 監査ツール「Enterprise Security Manager 」、ホストベ ースの不正アクセス監視ツール「Intruder Alert 」、ネッ トワークベースの不正アクセス監視ツール「NetProwler 」 との組合わせによるトータルなセキュリティ管理ソリュ ーションを提案していく方針。販売価格は、60 万円〜。
個別ニーズにあったソリューションの導入運用支援に向け 新サービス組織「PTC グローバル・サービス」を発足

日本パラメトリック・テクノロジー
03- 3346- 8288


PTC は、同社のコラボレーティング・プロダクト・ コマース(CPC )ソリューションをサービス面で支え る新しい組織「PTC グローバル・サービス」を発足し た。新組織は、インターネット時代のモノ作りの課題に 取り組む各製造メーカに対し、ソフトウェア製品・サー ビスを含めたトータルなソリューションを提供していく のが狙い。PTC グローバル・サービスは世界に拡がる サービスネットワークで、経験を積んだコンサルタント、 システム・インテグレータに加え、PTC 製品に精通し その効果を最大化するソフトウェア・パートナーおよび ハードウェア・パートナーからなっている。コンサルテ ィングのみにとどまらず、ユーザ教育、テクニカルサポ ート、e コマースなどのサービスも提供する。

PTC グローバル・サービスのコンサルティング部門 は、1 ,100 あまりのコンサルタントからなり、製造メーカ の独自の企業戦略や課題に対しコンサルティングとソリ ューション(CPC の構想にそってPTC のソフトウェア製 品とその最適活用ノウハウを融合させたもの)の実行を行 う。現在27 ,000 を超える企業や組織を顧客に持っている。

PTC プロフェッショナル・サービス部門の上級副社 長ロブ・グレムリーは、今回の新組織発足に関して、次 のように述べている。

「企業戦略策定から開発プロセス改革、テクノロジー 導入支援、組織再編支援、ユーザ教育まで、PTC は製 造メーカの求めに広く応えるサービス・インフラを整備 した。新しい時代のニーズを見据えながら27 ,000 の顧客 から学んだ貴重な経験をCPC ソリューションの市場戦 略に活かしていきたい。」