NTT東日本、都庁舎サービスロボット実証実験に参画
人と対話が可能なロボットによる多言語案内の実証実験を実施
NTT東日本は2017年11月2日、2017年11月から都庁舎サービスロボット実証実験に参画すると発表した。この実証実験は、今後社会での活用が期待される先端技術の実用化および2020年のICTショーケース化の実現に向け、東京都が実施する。
NTT東日本は、クラウド型ロボットプラットフォームサービス「ロボコネクト」を2016年9月から提供している。主な販売先は介護事業者であったが、介護用途以外のニーズも高いことから、受付業務や案内業務といった用途におけるサービス化に向けた技術検証を実施することを目的に本実証実験に参画した。外国人旅行客の増加が今後期待されるため、多言語でのサービス展開に向けた実証実験も合わせて行う。
実証実験の概要
「Sota™」とタブレットの連携による案内
タブレットに表示される3カ国語(日本語・英語・中国語)のメニューから1つを選択し、目的のコンテンツを検索すると、「Sota™」が選択された言語による音声案内を行う。
「Sota™」※との対話による案内
タブレットで2カ国語(日本語・英語)から言語を選択するか、音声で「Sota™」に問いかけることにより、言語を識別。タブレットで案内できる施設についてのヒントを表示し、「Sota™」との対話によりコンテンツを検索した上で、「Sota™」が音声による案内を行う。
実施期間は2018年2月上旬を予定。
※「Sota™」はヴイストン株式会社の登録商標。
今後の展開
NTT東日本は今回の実証実験を、多言語対話技術の商用化の検討につなげる。また、さまざまな企業と協業し、同社のクラウド型ロボットプラットフォーム「ロボコネクト」上でさまざまな利用シーンに対応するアプリケーションを開発し、深刻化する人材不足の解決に向け、業務稼動削減につながるロボットを活用したサービスを提供していくとしている。
NTT東日本によるニュースリリース
http://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20171102_01.html