訪日外国人のクチコミから穴場観光スポットを発掘(NTT東日本)

AI翻訳を活用した外国語SNSデータ分析による、訪日外国人向けマーケティングの実施

NTT東日本, 電通 2017年12月20日

NTT東日本は2017年12月20日、株式会社 電通(以下、電通)と共に、外国語SNSデータをAI翻訳し、ビッグデータから訪日外国人の趣味嗜好や観光地に対する評判を分析するトライアルを実施すると発表した。

企業や自治体による訪日外国人の誘致を支援することが目的であり、分析内容を活用したプロモーションも行う。トライアルの実施は2018年1月からを予定。

 

トライアルの概要

1.外国語SNSデータの翻訳

NTT東日本が提供するAI翻訳エンジン「ひかりクラウド cototoba」(以下、cototoba)を活用し、台湾人を中心とした訪日外国人の観光に関するSNSの投稿を翻訳する。

2.翻訳した投稿内容の分析

cotobataを活用した制度の高い翻訳データ、およびNTTデータと電通の協業による「ソーシャルメディア・ビッグデータの解析を起点としたマーケティング領域での新たなソリューション開発」を目的とする組織「電通ソーシャルインサイトラボ」のノウハウを用いて、これまでは困難だった分析を行う。これまで困難であった分析としては「投稿内容がポジティブなものであるのかネガティブなものであるのかを把握する」、「ある特定のキーワードとともに投稿されることの多いキーワードから『ついで観光スポット』を把握する」といったことが想定されている。

3.プロモーションコンテンツの配信

Peach Aviation株式会社(以下、Peach)が運営する訪日外国人向けのプラットフォーム「COCOMO」において、分析に基づく観光スポットや周遊ルートを紹介するプロモーションコンテンツを配信する。そしてそうしたコンテンツを閲覧した訪日外国人の消費行動の変化から、取り組みの効果を検証する。

概要イメージ

 

詳細はNTT東日本によるニュースリリースを参照
http://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20171220_01.html