●新時代ビジネスへ−ブロードバンド時代を拓くサービス&ソリューション

*****NTTコミュニケーションズ*****
高品質で信頼性の高いサービスの提供と
高付加価値サービスの提供を推進していく


■高付加価値を提供するアプリケーションサービスにも注力

 NTTコミュニケーションズでは、各種回線サービスの拡充とともに、高付加価値を提供するアプリケーションサービスの拡充にも取り組んでいる。ADSLを中心としたブロードバンドの急速な普及とともに、インターネット上のコンテンツ配信ビジネスが活発になってきたことを受け、CDN(Contents Delivery Network)に関連したアプリケーションサービスのニーズが高まっている。現在検討中の「IP-TVプラットフォームサービス」(図3参照)はインターネットや企業の社内放送等における映像コンテンツの配信ニーズに応えるもので、著作権管理(DRM :Digital Rights Management)機能も搭載可能とする予定である。「デジタル化されたコンテンツは、何度コピーしても品質が劣化しないため、著作者の許諾を得ない違法な配布・交換が増えています。これを防ぐものとして期待を集めているのがDRM技術です。このDRM技術が進化・拡充することで、より良質なコンテンツが流通するようになり、市場がさらに拡大していくと思います。」(前出、野村取締役)


図3 「IP-TV プラットフォームサービス」のイメージ図

 また、NTTコミュニケーションズはVoIPを利用したアプリケーションサービスの開発にも取り組んでいる。コールセンターで必要となるネットワーク、およびサーバー機能等のプラットフォームを提供する「IPコールセンターサービス」(図4参照)や、パソコン上のデータやアプリケーションを共有する「Web会議サービス」(図5参照)、e-ラーニングシステムなどの提供を検討している。


図4 「IPコールセンターサービス」のイメージ図


図5 「Web会議サービス」のイメージ図

■お客様のビジネスを中断させないネットワークを提供

 ブロードバンド化がこれだけ普及した中で、安心と信頼性の確保ということを考えた場合、企業向けのサービスにおいては、ビジネスを中断することなく継続して行っていくことを目的とした「Business Continuity」が重要になってくる(図6参照)。これは、災害や天災、事故等により、ある場所のデータセンターが使用できなくなった場合、瞬時に他のデータセンターへ切りかえて利用することにより、ビジネスを継続させ、かつリスクを最小限に抑えるシステムの総称である。NTTコミュニケーションズでは、この「Business Continuity」を実現するサービスの提供にも積極的に取り組んでいく。


図6 「Business Continuity」の概念図

 「多くの企業ではブロードバンドを利用してさまざまなシステムを活用し、社内、社外のいたるところでビジネスを展開していますが、それを中断することなく継続していくことは、とても重要なことです。そのためには、現在取り扱っているデータまでをリモートサイトの方へ適宜バックアップしていくこと、そして、システムの切り替えが瞬時に行えることが必要です。今年は、このような仕組みを提供するサービスを展開していきたいと思います。もちろん、ネットワークのセキュリティにおいても、スパム対策などはデイリーワークでやっていかなければなりませんし、各アプリケーションサービスのセキュリティについても、基本サービスとしてユーザー認証のサービスを組み入れるなど、企業のお客様が安心して利用できるネットワークを提供していきたいと思います。」(前出、野村取締役)

 

 


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