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サービス機能を拡充したエッジ・ルータを発表

　各種ネットワーク機器のプロバイダであるジュニパーネットワークスは、サービス機能を拡充したエッジ製品群を強化する目的で、新しいエッジ・ルータ「M7i」と「M10i」を発表した。M7i とM10iは、中小規模のアクセス・ポイントや大学などのキャンパス・ネットワーク、企業のマネージド・サービス環境などに、広範なサービス機能を提供する。また、拡張セキュリティや信頼性、最先端のサービスを備えており、従来のエッジ・ネットワークからの転換や、より拡張可能で機能豊富なソリューションへの展開を模索するプロバイダにとって理想的なルータであるといえる。以下にM7iの特徴を示す。

(1)Mシリーズ製品群で最小のサイズ。
(2)ASICに基づく高性能な統合型セキュリティ「J-Protect」を搭載。
(3)J-Protect は、NAT（ネットワーク・アドレス変換）ステートフル・ファアウォール、IPSec、J-Flowアカウンティングなどを実装。
　また、M10i の特徴は以下のとおり。

(1)Mシリーズで完全冗長化を実現した最小のルータ。
(2)完全冗長化を実現したルーティング・エンジンやフォワーディング・ボード、電源、冷却装置などを装備。
(3)中小規模拠点に適しており、無停止転送でプロバイダのエッジ・サービスを配信。

　ジュニパーネットワークスのアジア太平洋地域担当副社長のアダム・ジャッド氏は次のように語っている。「アジア地域の通信事業者は、サービスを加入者のより近いところで提供しようとしていましたが、従来のルーターが障害となり、実現が困難でした。今回の新製品発表により、通信事業者にも、旧式のテクノロジの性能と機能面の欠点を補完する選択肢が用意されました。」