業界初!リーディング・カンパニーの知識・ノウハウを習得する
「VoIP認定技術者資格制度」
IP電話のさらなる普及に向けて「IP電話普及推進センタ」を設立
2002年9月、総務省による「IP電話の番号割当て」の受付が開始され、大手ISPや通信事業者からIP電話サービスの提供が発表されている。一方、本格的なIP電話時代の到来を迎えた中で、業界では、VoIP(Voice
over IP)に関する幅広い知識・技能を持った技術者の育成が緊急の課題となっている。
沖電気工業(以下、沖電気)は、1997年に国内で初めてVoIPの商品をリリースして以来、リーディング・カンパニーとして国内最大のシェアを保ち、業界のリーダーシップをとってきた。2002年4月には、IP電話のさらなる普及を推進するために、「IP電話普及推進センタ(IPTPC)」を設立し、IP電話サービス事業者とその顧客である企業ユーザーにサービスの提供を開始した。IPTPCでは、IP電話ビジネスコンサルから、システム構築、保守、運用、アウトソーシング、機器やサービスの販売から仲介まで、IP電話に関連したあらゆるサービスのワンストップソリューションを提供している。また沖電気では、2001年12月より、「VoIP検証センタ」を設立し、相互接続検証サービス(他社製VoIP製品との相互接続性を検証)と、音声品質評価サービス(VoIPネットワークおよび機器の音声品質を評価)の2つのサービスの提供を開始しているが、同サービスは現在、IPTPCの提供サービスの中に取り込まれ、継続運用されている。
業界初のVoIP技術者認定資格制度をスタート
沖電気は、さらなるIP電話の普及を推進するために、2002年11月、IPTPCのワンストップサービスソリューションのサービスメニューの一つとして、業界初の「VoIP認定技術者資格制度(VoIP
Certified Professional)」を発足し、すでに提供しているIP電話技術者育成教育サービスの拡充を図った。沖電気は、長年の経験を通し、VoIP技術に関する多くの知識とノウハウを蓄積してきたが、これらの知識とノウハウを、新たにスタートしたVoIP認定技術者資格制度とIP電話技術者育成教育に反映させ、広く共有・還元していこうとしている。その主な内容は、VoIP製品を的確に紹介する営業力、お客様の課題を解決し望まれる形に作り上げるSE力、VoIP製品を現場で活かす施工・運用技術力、またそれらをトータルに管理・運営できるVoIPエキスパート力、IP電話時代に要求されるさまざまな技術など。これらを各場面に合わせた教育プログラムにより習得していく。
VoIP 認定技術者資格制度の発足とIP 電話技術者育成教育サービスの充実について、沖電気工業蟹P電話普及推進センタ・技術企画オフィスマネージャの後藤雅徳氏は、次のように語っている。
「資格取得は、さまざまな場面に応じて必要とされるVoIPの最先端技術を身に付けた証となり、お客様へ安心感を与えることでしょう。沖電気では、資格取得と教育サービスにより、IP電話技術者の育成をサポートし、IP電話時代へのスムーズな移行に貢献していきます。
知識・技術・ミッションに応じた4種の資格を設定
VoIP認定技術者資格制度では、必要となる知識・技術・ミッションに応じた4種の資格を設定(表1参照)している。また、体系的に開設されたIP電話技術者教育プログラムにより、高度な知識と技術を習得することができ、認定技術者資格試験の受験準備としても利用することができる(図1参照)。同プログラムのコースと教育内容は次の通り。
表1 VoIP認定技術者資格制度の種類
図1 IP電話技術者育成サービスの特徴
IP電話技術者教育プログラムへ
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