●NTT東日本ブロードバンドビジネス部の取組みPart2

コミュニケーションカレンダー(C-CAL)サービスの開発について

■背景

 ADSL等のブロードバンド回線の普及により、個人・企業を問わずインターネットのコモディティ化が完全に定着した状況の中、今、改めてインターネットが社会に対して効果的な価値を与えることが求められています。「コミュニケーションカンレンダー(C-CAL)プロジェクト」では、この点に着目し、個人活動の情報とコンテンツをベースにしたコミュニケーションカレンダー(C-CAL)サービスの開発を進めています。

 本サービスは、日常的に活用しているカレンダーを切り口とした新しいコミュニケーションを提供することで、個人の生活や仕事等の社会活動に高い利便性や潤いをもたらすとともに、これにより一層のブロードバンドビジネスの拡大を図ることが期待できます。

■サービスコンセプト

 C-CALサービスは、次の3 つのコンセプトをもとに開発を進めました。

・個人による仕事・プライベート等の複数のコミュニティを形成および社会活動に有用なコンテンツの効果的な提供の実現
・企業・団体等のニーズに合ったASPサービスの実現
・先進性・市場優位性が十分に確保できるサービスの実現


 これらのコンセプトを主軸として、日常性の高いWebスケジューラに、企業、自治体等からのイベント情報・販売情報等のコンテンツをアグリゲートして配信するサービスモデルを企画しました(図1参照) 。


図1 C-CALサービスの概要図

■C−CALの機能

 コミュニケーションカレンダーは、現在、次の4つの機能を実現しています。

@個人スケジューラ
 個人が複数のカレンダーを持って「仕事」「プライベート」等を別々に管理しつつ、1枚のカレンダーに重ねて見ることができる機能など。

Aグループコミュニケーション
 グループ内のメンバー間での情報共有や、スケジュール予約ができる機能など。

B携帯電話対応
 携帯電話3キャリア(iモード、J-SKY、EZ-WEBに対応してスケジュール管理等ができる機能など。

Cコンテンツ提供
 企業、団体等が、イベント・販売情報等を視認性に優れたカレンダー形式で広告掲載できる機能など。

 これらの機能を持つコミュニケーションツールとして、企業・大学(学校)・団体・ISP事業者等向けにSIやASP提供できるようなシステムを企画しています(図2参照)。


図2 C-CALの機能

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(こちらは2003年1月号になります)

(この続きの内容)
■今後の展開
■C−CALサービスの利用例

 

 


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