●最先端技術で高度IT時代に貢献する日商エレクトロニクスのトータルソリューション

【VoIPソリューション】
中継系、アクセス系、高付加価値サービスに向けた
VoIPトータルソリューション

■急速に拡大するVoIP市場

 ブロードバンド・ネットワークの普及拡大とIPネットワーク関連機器の高機能化に伴い、IPネットワーク上で様々なアプリケーションが展開されている。中でも注目を集めているのがVoIP(Voice over IP)技術を活用したIP電話サービスだ。2001年4月1日より、わが国で初めてIP中継電話サービスを開始したフュージョン・コミュニケーションズは、加入回線数を順調に伸ばし、2003年3月末までに累計200万回線という当初の目標を、4カ月早く達成したことを発表している。現在、IP電話市場に参入する企業が増加しているが、専用中継IP網で提供するIP電話サービスに加え、最近では主にADSLサービスやISPサービスの付加サービスとしてのIP加入電話サービスの提供、さらには企業ネットワークへのVoIP技術の適用など、VoIPソリューションのニーズが急速に高まっている。このように急速に拡大するVoIP市場において、日商エレクトロニクスは、VoIPのソリューションベンダーとして確固たる地位を築きつつある。

■世界No.1の実績を誇るSonus社のIPテレフォニーシステム

 日商エレクトロニクスは、VoIPのリーディング・カンパニーである米国Sonus Networks社製のClass4/5 ソフトスイッチ及びメディアゲートウェイを主軸として、日本国内におけるVoIPネットワークの構築をサポートしている。

 Sonus社のIPテレフォニーシステムは、通信事業者の既存交換機の機能を実現し、データサービスと音声サービスの統合を可能にするシステムで、VoIP中継サービスをはじめ、ADSL/CATV/FTTH等のブロードバンド回線を利用したアクセスVoIP(Class5サービス)も実現可能にする世界No.1の導入実績を誇るClass4/5サービス・プラットフォームだ。

 Sonus社では、「Open Services Architecture」(図1)を提唱し、他ベンダーとの相互接続を推進している。


図1 Sonus NetworksのOpen Services Architecture

 さらにこれに基づく「Open Services Partner Alliance(OSPA)」を結成、現在約140社を超える多数のベンダーが参加して相互運用性を維持し、サービスの拡張を目指している。Sonus社のIPテレフォニーシステムは以下の製品で構成されている。

・GSX9000 :既存電話網とIPネットワークを相互接続するメディアゲートウェイ。

・PSX :GSX9000を制御するソフトスイッチで、加入者情報・ルーティング情報を管理する。

・SGX :既存のSS7網とIPネットワーク間のメッセージ交換を行うシグナリングゲートウェイ。

・ASX :Class5ソフトスイッチで、ADSL/CATV/FTTH等、アクセス系のIPネットワークを介して既存電話網との接続を可能にする。

・Sonus Insight :WebベースのGUIにより、Sonus製品の統合運用管理を行う。

■Acme Packet社のNet-Netセッション・ボーダー・コントローラ

 IP電話サービスの普及に伴い、適切なルート選択による事業者間の相互接続、セキュリティ対策(Firewall/NAT対応)、事業者間精算処理などが必要になる。米国Acme Packet社は、このような課題解決に向けた革新的ソリューションを提供するベンチャー企業だ。

 同社では、IPネットワーク間における次世代・高品質のインタラクティブ・コミュニケーション・サービスを実現する「Net-Netセッション・ボーダー・コントローラ」と称するこれまでにない概念の画期的な製品を提供している。「Session Router 」「Session Director」、そして両製品の機能を搭載した「Session Director+」の3製品からなる「Net-Netファミリー」は、レイヤ5でのIPセッションプロトコル信号に着目し、メディアコントロールによるセッション・ポリシー設定やFirewall/NAT機能などを提供する。

 Net-Net Session Routerは、SIP(Session Initiation Protocol)のルーティングとアドミッション制御を行う製品で、品質、コスト、時間等をパラメータとしてポリシー設定し、ルーティングを行う。最大10万セッションの同時処理が可能という比類なきパフォーマンスを誇っている。

 Net-Net Session Directorは、通常のFirewall/NAT装置では対応できないVoIPネットワーク上でのIPアドレス問題を解決するとともに、セキュリティをも確保する画期的な装置だ。プライベートIPアドレス/グローバルIPアドレスの変換(1 つのグローバルIPアドレスへの多重も可能)を行い、ネットワーク間での呼制御用シグナリングや音声パケット(RTP情報)をシームレスに透過させることができるため、様々なIPアドレスポリシーで運用されるVoIPネットワーク間の相互接続が可能となる。

 さらにSIP、MGCP、H.323、MIDCOMに対応。最大3ms以内の遅延、最大32,000セッションの同時処理、と優れたパフォーマンスを実現している。


Acme Packet社Net-Netファミリー

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(こちらは2003年1月号になります)

(この続きの内容)
■アプリケーション・サーバ群を含めVoIPトータルソリューションを提供

 

 


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