●最先端技術で高度IT時代に貢献する日商エレクトロニクスのトータルソリューション

【メトロアクセス&IPバックボーンソリューション】
メトロからコアまで、次世代ネットワークにおける
End-to-Endの大容量データ通信を実現


■次世代ネットワークのキーはMSPPと超高速IPバックボーンルータ

 広域Ethernetサービス、ストリーミングやコンテンツデリバリー等のブロードバンドアプリケーション、さらにはストレージネットワーキングの普及拡大に伴い、ネットワークインフラはますます大容量・高速化の一途をたどっている。通信事業者は、設備/運用コストの削減とともに、既存のサービスを生かしながら次世代サービスを迅速に提供するうえで必要となる新技術の開発や先駆的製品の導入を図ってきている。

 高速・大容量化に対する市場の要求に応える技術として、WDM(Wavelength Division Multiplexing)やDWDM(Denth WDM)、OXC(Optical Cross Connect)、MSPP(Multi Service Provisioning Platform)などの光伝送装置が注目され、積極的に導入が進んでいる。すでに通信事業者は長距離用DWDMを導入しロングホールバックボーンの強化を図っており、現在はメトロエリアネットワークならびに超高速IP バックボーンの設備投資へと移行してきている。

 メトロエリアネットワークでは、WDM による各種インタフェースに対応した高速回線の確保、Ethernet/TDM/ATMの次世代SONETへの効率的回線収容に加え、メトロコアエリアにおける迅速なサービスの提供と設計・運用管理の簡易化が必要とされており、このようなニーズを満たす装置としてMSPPが注目されている。MSPPは、Ethernet/TDM/ATM等各種インタフェースを同一筐体でサポートするほか、IPルータ、OXC、SONET 、WDM等の接続性を確保する次世代SONET/SDH装置だ。

 図1に示すように、日商エレクトロニクスでは、メトロ環境から超高速IPバックボーンを含めEnd to Endで超高速・広帯域のIP データ及びTDMトラフィックを処理する次世代キャリアネットワークを経済的に実現する最先端ソリューションを提供している。


図1 次世代キャリアネットワークの全体像

■MAN の構築・運用管理に最適なオールインワン型MSPP

 日商エレクトロニクスでは、メトロ環境(メトロアクセス/メトロコア)に必要とされるTDMとIPによるデータ通信を統合させたMSPP製品として、米国Coriolis Networks社が開発した「OptiFlowシリーズ」及び「OptiView」を提供している。

 Coriolis Networks社は1999年に設立されたベンチャー企業で、メトロアクセスエリア向けの最適ソリューションを提供している。すでにGCI、Marietta Fibernet、COX等の通信事業者の実運用ネットワークで使用され、現在もその数は増加しているという。

●OptiFlowシリーズ
 OptiFlowシリーズは、伝送帯域の効率化を実現するCoriolis社独自の
OSDM(Optical Spatial Division Multiplexing)技術に基づいて開発された製品で、現在課題とされているメトロアクセスにおける伝送効率の大幅な改善に加え、DWDM技術の併用による伝送帯域の拡大、CPE(加入者宅内装置)向け小型装置の提供、さらにはGMPLS(Generalized Multi-Protocol Label Switching)による簡易なプロビジョニング等、MPSSとして求められる機能を全て備えている。

 図2に示すように、OptiFlowシリーズはSONET/SDH ADM、DCS(Digital Cross Connect)、Packetスイッチ、ATMスイッチ、DWDMの機能をワンボックスで実現するオールインワン型の次世代SONET/SDH装置である。本装置の主な特徴を以下に示す。


図2 OptiFlowの機能

・複数のプロトコルのサービスを同一に収容することが可能(TDM、Packet、ATM)
・SONET/SDHベースにより、高品質、既存システムとの接続性を確保
・帯域を自在に変更しサービスを提供することが可能
・T1〜OC-48、10/100Base-T〜GbEなど様々なサービスに対応可能
・OptiFlow5000/3000/1000の3種類があり、設置環境に適した筐体を選択できる。OptiFlow1000は、OC- 48のリング容量を有しながらも2ユニットのコンパクトな筐体
・ITU-TのGFP(Generic Framing Procedure)技術に基づく独自のプロトコル処理機能。Packet/TDMスイッチファブリックをそれぞれ独自に有し、基幹網への接続も容易に可能
・ITU-T 、IEEE、IETF、OIF等、各標準化団体の規格に準拠・より多彩かつ強靭なSLA(Service Level Agreement)の提供が可能
・WDMパッケージにより、最大8波多重の構成が可能


 図3に、OptiFlowによるネットワーク構築の一例として、メトロコアネットワークへの適用例を示す。この他、メトロアクセスネットワークへの適用や、後述するJuniper MPLS バックボーンルータとの組合わせによるMPLS-VPNのアグリゲートシステム、さらには日商エレクトロニクスが提供しているCIENA社WDM装置との組合わせによる広域TDM/Ethernetサービスのアグリゲートシステムなどへの適用が可能だ。各社装置間の接続テストは、同社のラボですでに試験済みである。


図3 OptiFlowのメトロコアネットワークへの適用例

●OptiView
 OptiViewは、前述のOSDM技術に基づいて開発された基礎管理システ
ム(EMS)である。OAM&P(Operations、Administration、Maintenance 、Provisioning)機能を装備し、CORBA、TL1(Transaction Language1)、SNMPを採用している。OptiViewの主な機能を以下に示す。

・End-to-Endでのパス設定の際に、ポイント&クリックでプロビジョニング可能
・OSS(Operation Support Systems)より、CORBA APIを制御・全ての事象をリアルタイムにデータベースに記録


 これらにより、MPSSに必要とされるあらゆる機能に加え、従来製品では困難であったプロビジョニングがシンプルかつ容易に行え、運用管理の飛躍的な向上と、新規サービスの迅速な提供を可能にしている。

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(こちらは2003年1月号になります)

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