●事業本部横断のビジネス推進本部の設置により一段とパワーアップしたNTT-ATの新営業戦略●
【第1章】 事業本部横断の“ビジネス推進本部” 活動により一段の営業力アップ ■“技術力”をエンジンとして4つの事業領域で 技術ビジネスを展開 NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT社)は、文字通り“技術力”を売りにした会社である。主としてNTT 研究所の技術をシーズとして、お客様のニーズを踏まえて、それをインキュベートすることによって、4つの事業領域で幅広く「技術ビジネス」を展開している。(図1参照) 図1 NTT-AT社の4つの事業領域 もちろん、NTT研究所の開発成果に加え、独自の技術、さらには様々な企業とアライアンスを結ぶことによって、次々と新しい技術ビジネスをインキュベートしている。以下に4 つの事業領域におけるビジネスの概要を紹介する。 <先端技術> ハードウェアを中心とした先端技術により、豊富な商品を開発・販売している。特に光部品では世界を先導しているほか、最近ではナノテクノロジの領域でもビジネスを展開している。 <ネットワークソリューション> 通信のプロフェッショナルが高速ネットワークの設計・構築から運用・評価までを支援しており、ブロードバンド時代の牽引と発展を目指して、積極的に展開している。 <システムソリューション> 社会のトレンドを先取りし、自治体、企業などのIT化を強力にサポートしている。特に最近は環境、セキュリティ、電子自治体等において独自技術を駆使し、NTT-AT社ならではのソリューションビジネスを展開している。 <調査・分析コンサルティング> 企業にとっての“攻めのため”“守りのため”の経営判断材料を提供するビジネスであり、専門家の技術目利き力と豊富な人脈をベースとしている。 ■7つの事業本部によりビジネス推進 弊社の事業戦略は、 @競争の源泉である先端技術に基づくオンリーワン商品、特徴的商品の投入 Aソフトウェアからハードウェアに至る幅広い専門家集団の総合力を生かしたトータルソリューションの提供 にあり、それを実行しているのが ・メディアソリューション事業本部 ・システムソリューション事業本部 ・ネットワークソリューション事業本部 ・アクセスネットワーク事業本部 ・コアネットワーク事業本部 ・先端技術事業本部 ・知的財産事業本部 の7 つの事業本部(ビジネスユニット)である。 これらの事業本部は基本的には“技術レイヤ”単位での組織となっており、したがってどちらかというと前述の@オンリーワン商品等についての創造力を高めるのに適した組織となっている。 “技術力”を売りにした会社であるため、“技術に軸足を置いた体制”であることは必然ではあるが、特に“一般市場へのビジネス展開推進”という観点においてはAの総合力を生かしたビジネスの更なる取組みが必須であり、このための営業力強化が不可欠と考える。 ■より一段の“総合力”の営業強化のため5つのビジネス推進本部を設置 そこで一般市場の拡大を目的に、“NTT-AT社の総合力”をより一段と発揮させるための営業施策として、以下の5つのビジネス推進本部を本年6月に設置した。 ・VoIPビジネス ・NW・EMC診断ビジネス ・環境ビジネス ・セキュリティビジネス ・調査・コンサルビジネス この5つのビジネスは ・複数の事業本部に関わるもの ・NTT-AT社の強み・得意技を発揮できるもの ・ビジネストレンドに合ったもの の視点から平成15年度の強化ビジネスとして設定したものであるが、その時その時の市場の動きや技術の成熟性等を踏まえ、柔軟に新設・改廃をしていく考えである。これらのビジネス推進本部(本部長:営業本部長)は、本社営業本部内に設置するが、その構成メンバーは関連する各事業本部の者であり、まさに事業本部横断となっている。(図2参照) 図2 事業本部横断の5つの強化ビジネス ビジネス推進本部の主な活動は、 ・お客様へのビジネスプロモーション ・お客様のニーズ把握強化 ・新しい製品・サービスの企画・発案 ・情報共有の促進 である。 活動は始まったばかりであり、まさに走りながら充実させていくものとなるが、この新しい取組みが一般市場の一段の売上げ向上につながればと願っている。この5つのビジネスは今年度NTT-AT社が自信を持ってお勧めできる目玉商品である。どうぞ以下のアドレス等へお問合せ、ご要望、ご相談などどのようなことでもよろしいのでアクセスをお願いしたい。2章以降に今回対象とした強化ビジネスについてその概要をご紹介する。
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