ロナリグローバル
(Lonareglobal)


株式会社コミューチュア 代表取締役社長
林 信幸


 少々宣伝めいて恐縮ですが、弊社は経営理念を『高い技術と品質を持つロナリグローバル企業として、情報通信社会の構築に挑戦し続けます』と、あまり見慣れないキーワードを入れ新たに定めました。Lonareglobal=地方:ローカル、国:ナショナル、地域:リージョナル、地球:グローバル、を基本に「地域から全国にそして世界にはばたく」という意味を持った造語で、日本経済新聞のコラムにこの言葉を見つけ借用しました。

 インターネットの出現により、情報通信分野は勿論のこと社会構造の変化は、ここ数年で私たちの想像をはるかに超えるスピードで進展し、「グローバル化」と「IT化」の二つが人気キーワードであったと思います。

 反面「IT化」の方は、アメリカではニューエコノミーとしてもてはやされていたのですが、新規参入者の過剰な設備投資や激烈な価格競争によって「IT不況」として翳りが見えはじめていましたし、「グローバル化」の方も、アメリカの自己都合的規制緩和要請や金融システムの押し付けが
目立ち始めていました。このような状況で、「IT化」や「グローバル化」を包含した「ロナリグローバル」は、情報通信の方向性にピッタリと当てはまる概念であり、経営方針を表す言葉として取り入れました。

 一人ひとりのユーザーが住むエリアから、全国に、アジア全域に、そして世界中へと結ぶ快適な通信環境。それは地域に根ざした細かなサービスから始まり、グローバルネットワークへと展開する大規模なサービスにいたるまで、全てが最新でハイレベルな技術力とサービス品質によって支えられるものと確信し、その構築に積極的に参画することで社会に貢献していきたいと考えているからです。

 そういった意味で、私たちが情報通信産業全体や自社のビジネスの将来を展望する時、ロナリグローバルの概念抜きには考え難く、ビジネスプロセスの中でこれをどのように具体化していくのかが大きなテーマであり、この方向へ邁進するつもりです。

 

 


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