野村総合研究所
イー・トレード証券の
新オンライントレードシステムを
フルアウトソーシング受託

 野村総合研究所(以下、NRI)は、イー・トレード証券より、新たなオンライントレードシステムのフルアウトソーシングを受託し、7月よりサービスを開始した。NRIは、これまでイー・トレード証券からミドルオフィスおよびバックオフィスのシステムの運用を受託してきたが、今回のフルアウトソーシングでは、フロントシステムの開発と基幹プラットフォームの再構築を担当することとなった。これにより、Webフロントからバックオフィスシステムまでの一貫したサービスをNRIが提供することとなり、オンライン証券の生命線であるトレーディングシステムの安定性、信頼性が飛躍的に向上された。同システムでは、エンドユーザーのアクティブな取引に対応できるレスポンスの向上に主眼を置き、システム基盤から抜本的に見直しを行った。今後の取引拡大に対しても迅速に対応できる柔軟性を確保するため、低コストでありながら拡張性の高いOSであるLinuxを、オンライン証券では初めて基幹プラットフォームに導入した。今回のシステムでは、従前の約2倍のキャパシティを確保しているが、Linuxの採用により、従来ハイエンドUNIXサーバで構築していたWebサーバ、アプリケーションサーバを全てPCサーバで構築することができ、ハードウェアの投資コストの大幅な削減を実現するとともに、ランニングコストの低減が可能となった。
 米国では既に多くの金融機関がLinuxを採用しており、費用対効果だけでなく、その柔軟性や拡張性は既に実証されている。NRIは、顧客企業の「業務発」の発想で最適な技術を選択し、今後も「お客様の業務革新に貢献するシステム開発に取り組んで参ります」と語っている。

(株)野村総合研究所 広報部
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