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 【NTTソフトウェア】 iモード対応携帯電話を利用した位置管理システム「びずもにTM」を販売開始―移動中の車両の位置情報を携帯電話とパソコンで容易に管理可能に― NTTソフトウェア株式会社は、iモード対応携帯電話とパソコンを利用して移動中の車両の位置情報を容易に管理可能とする、位置管理システム「びずもに」を４月１日より販売開始する。おおがかりな設備が不要なため導入やランニングコストを大幅に削減したシステム構築が可能である。 ■車両の位置情報をサーバを使用せずにiモード対応携帯電話とパソコンのみで管理 「びずもに」の最大の特長は、車両の位置情報をサーバを使用せずにiモード対応携帯電話とパソコンのみで低コストかつ容易に管理可能とした点である。位置確認の対象となる車両には、小型GPS端末である株式会社アイ・オー・データ機器の「ケータイサイトGPS（PDC-GPS）」（別売り）を接続したiモード対応の携帯電話を搭載する。このGPS端末には、あらかじめ９箇所までの位置通過ポイントが設定でき、このポイントを車両が通過するたびに、車両の位置が管理者側のパソコンにメールで自動送信される。パソコンには地図が表示されており、表示指定された車両のみが、地図上に表示される仕組みになっている。また、管理者側のパソコンに利用者のメールアドレスを登録しておくと、車両が位置通知ポイントに到着したことや、車両の現在位置を利用者にメールで配信することも可能である。メール配信については、利用者が指定できる。 さらに、管理者側から管理対象である車両に、現在の位置情報をメールにて要求すると、車両の位置情報に基づいた地図上への表示ができスムーズな確認が可能となる。 ◆全国の地図を標準装備 「びずもに」は、株式会社ゼンリンの地図データベースを利用しているおり、全国の道路地図と一部の市街地図が同梱されている。道路地図から、家枠まで表示される、詳細な市街地図までを、縮尺を自由に変更して見ることが可能である。  図1 トラックでの配送利用事例 ■主な利用ケース 具体的な利用ケースとしては、運送業者や、介護施設の送迎バス、幼稚園・学校の送迎バスなどが挙げられる。 例えば、運送業者を想定した場合、荷物を積んだトラックが倉庫の近くに到達すると、トラックの現在位置が営業所にある管理用パソコンにメールで自動送信され、パソコン画面の地図上にトラックの現在位置が表示される。これで、営業所では、トラックの現在位置を把握することができる。 また、倉庫に到着することを、倉庫管理者や業務関係者などにメールで配信するといった利用も考えられる。 車両と管理者、利用者間のすべての通信が携帯電話のメールを利用して行われるため、通信コストを大幅に削減できるほか、専用の回線などが不要なため容易に導入できる。また、ASP型サービスではないため、月々のサービス料の支払いもない。低コストで導入でき、大がかりな仕組みは必要ないため、数台の車両で配送などをしている小規模事業者でも導入が可能である。 さらに、今後発売されるGPS内蔵の携帯電話についても順次対応していく予定。 「びずもに」は、1ライセンスで合計50台までの車両に対応することができる。販売価格は１ライセンスにつき63万円（税込み）。運用にあわない場合は、カスタマイズについての対応も可能である。  図2「びずもに」導入フロー ■今後の取組み NTTソフトウェアでは、地図情とモバイル端末を連携した製品・ソリューションを従来より開発・販売しており、「びずもに」は、既に多くの実績があるテレマティクス・プラットフォーム「Biz Navigent」シリーズの中の１製品である。 今後も、図３に示すようなテレマティクス・プラットフォームの基盤製品を用いて、経路検索、ナビゲーション、動態管理をはじめとする多種多様なテレマティクス・サービスを統合的に構築し、ビジネスを拡大していく。  図3テレマティクス・プラットーフォームの概要 ＜株式会社アイ・オー・データ機器について＞ パソコン周辺機器の専門メーカー。「ケータイサイトGPS（型番：PDC-GPS）」に対応する携帯電話の機種は限られているため、事前にホームページ上で確認が必要。URL:http://www.iodata.jp/products/peripheral/2002/pdc-gps/mobile.htm ＜株式会社ゼンリンについて＞ 住宅地図情報を基盤に、各種地図の企画・出版、および各種電子地図データベースの企画・制作、またこれらに関連するソフトウェアの開発および情報サービスを提供する地図の専門企業。 URL: http://www.zenrin.co.jp/
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