【NTT コムウェア】

−「SS70V」リリース5 を販売開始−
NTTコミュケーションズのVoIP サービス
.Phone IP Centrex」に対応

 NTTコムウェアは7月1日からVoIPソリューションシリーズNEXIPTの「ビジネスコミュニケーションソリューションSS70V(以下、SS70V)」リリース5の販売を開始した。VoIPのメリットを最大限引き出すため、API(Application Program Interface)の提供で会社内の既存の業務システムなどと連携でき、業務の利便性と生産性を向上させる。

■SS70V リリース5の概要

 SS70Vリリース5では、導入企業が自社の業務システムなどとソフトスイッチを様々に連携できるAPIを提供する。業務システムとの連携で、(1)人事異動などで社員の担当部署が変更になった場合、人事システムにその情報を入れるだけで、代表着信番号などの電話に関するすべての設定が自動で変更、(2)メーラーやブラウザ、グループウェアの電話帳に掲載された相手の名前をクリックするだけで電話発信が可能、(3)利用者自らが、転送やメッセージ録音などの設定をパソコンのブラウザで変更可能、などで利便性が向上する。
 また、モバイル対応機器を充実させ、無線LAN対応携帯IP電話機やPHSにもピックアップや転送などのオフィス利用に必要な機能を備えた。配線のないシンプルな空間、いつでも自由なレイアウト変更、場所を選ばないコミュニケーションなど、快適なオフィスの実現を支援する。
 さらに、SS70VはNTTコミュニケーションズ株式会社(以下NTT Com)の法人向けIP電話サービス「.Phone IP Centrex」(*1)と7月1日から接続可能になった。これにより、企業などでSS70V を導入しNTT Com「.Phone IP Centrexスタンダードタイプ IP-PBX接続プラン」に申し込めば、「050」番号による経済的なIP 電話サービスが利用できる。SS70Vのサービスの多様性と050の経済性は、オフィスコミュニケーションの向上とトータルコストダウンを実現する。

■ソリューションの特徴

 「ビジネスコミュニケーションソリューション SS70V」は、ソフトスイッチを中核に、通話料管理やトラヒック制御システムなどのオペレーション・サポート・システムを装備し、ビジネスシーンで高度なコミュニケーション環境を実現する。リモートフォン、スクリーニング、電話会議、ボイスメールなど、多彩な拡張サービスも利用できる。
 ソフトスイッチには、独立系ソフトウェアベンダーで、北米を中心に通信事業者10社以上への導入実績がある、米国ボーカルデータ社のキャリアグレードのVOISS を利用。
 1システム最小100内線から最大10万内線までに対応する。企業が導入してIP-PBXとして利用できるほか、通信事業者などが導入してVoIP利用を希望する企業へIPセントレックスサービスが提供できる。多彩なサービスや充実した周辺機器で、同業他社とのサービスの差別化が図れる。また、全国に事業所を持っている、グループ経営している企業が導入し、IPセントレックス機能を利用することで、事業所やグループ企業間のセキュリティや守秘性を確保しながら、発着信規制や利用サービスの種類、番号体系を個別かつ自由に設定できる。

■「SS70V」の実績

 
SS70Vの中核となるソフトスイッチのプラットフォームは、2002年初頭の販売開始から現在まで、合計44,000回線を超える販売実績を有する。

【用語解説】
*1 .Phone IP Centrex(ドットフォン・アイピー・セントレックス)NTT Comが提供する企業向けIP電話サービス。「Arcstar IP-VPN」「e-VLAN」「OCN」などのデータ通信サービスをプラットフォームに、音声とデータを統合した効率的なプライベートネットワークが構築できる。
 
NTT ComのVoIP基盤網を利用しており、高品質、高セキュリティを実現。さらに固定電話への通話は全国一律3分8.4 円(税込)、携帯電話への通話も1分18.9 円(税込)、国際通話も可能など、経済的な通信料で音声通信に関わるトータルコストを削減できる。


お問い合わせ先

NTTコムウェア株式会社
広報室
kouhou@nttcom.co.jp

 


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