|
|
 【NTTアドバンステクノロジ】 電波シミュレーションソフト『QualityMeister3D Ver.5』の販売開始 ―オフィス内の無線LAN のチャネル干渉問題にも対応可能― NTTアドバンステクノロジは、無線LANなどオフィス内における無線システムの通信品質をスループット等の様々な角度から分析し、チャネルの効果的な配置を含めた最適な置局を実現する無線LANチャネルシミュレーション機能対応版『Quality Meister3D Ver.5』の販売を2004年１月14日（水）より開始した。『QualityMeister3D Ver.5』は、NTT-ATが、NTT環境エネルギー研究所の研究成果をもとに、開発・販売している電波シミュレーションソフト『QualityMeister3D』シリーズに、無線LANチャネルシミュレーション機能等を新たに付加したものである。 ■開発の背景と経緯 現在利用されている無線LANは規格により決められた周波数チャネルを使用するため、オフィスフロア内で利用する無線LAN数が多くなると同一チャネルもしくは近接チャネルの無線LAN同士でチャネル干渉を引き起こし、スループット低下や通信障害がといった問題が生じる。 『QualityMeister3D Ver.5』は、複数チャネルでのシミュレーション機能にも対応し、無線LANアクセスポイント（AP）個々のチャネル設定が可能となり、それらのAPを配置した場合の受信レベルやスループットの評価等が可能である。これにより構築コスト面、無線LANの実利用面で有効な無線LAN環境の設計が容易になる。 シミュレーションには従来のバージョンと同様に、建物構造、建材データには建築用CADデータ等を利用している。チャネル設定を含めたAPや干渉源、受信位置などの設定条件下における電波伝搬および通信特性を解析し、受信レベルやスループットなど12種類の評価方法で結果を表示する。 ■特 徴 １．無線LAN アクセスポイント毎のチャネル設定でシミュレーションが可能。 *IEEE802.11b ： 1 〜 14 チャネル間1チャネル毎 *IEEE802.11a ： 34 〜 46 チャネル間4チャネル毎 ２．斜めの壁にも対応できる機能を新たに追加。より高精度な立体的シミュレーションが可能。 ３．従来のバージョンと同様に現地調査や測定のための技術者を必要としないので、設計時のコストを削減。また、一般的に使用されているPC 上で動作し、特殊な技術は不必要。 ４．受信レベルだけでなく、チャネル間干渉をも考慮したスループットまで分析・評価が可能。 ５．従来のバージョンと同様に電波伝搬に影響を与える代表的な建材データをあらかじめ登録済。また、任意の建材データを入力することも可能。 ６．従来のバージョンと同様に2.4 GHz無線LAN 、5GHz無線LANとも、各メーカの無線機器の実機データが登録済み。シミュレーションでは、該当する機器を選択するのみ。 OS：Microsoft Windows 98/Me/2000/XP Professional
|
