【NTT ソフトウェア】

「One to One 履歴分析/ IC タグソリューション」を開発
― 選好行動分析フィルタリング技術を活用し
リアル店舗でお薦め商品を紹介 ―


■はじめに

 NTTソフトウェア株式会社(以下、NTTソフトウェア)は、ICタグを利用したリアル店舗で販売促進をおこなうための商品紹介ソリューション「One to One(ワン・トゥ・ワン)履歴分析/IC タグソリューション」(以下、本ソリューション)を開発した。
 本ソリューションは主に、大手スーパー、百貨店、コンビニエンスストアー、ドラッグストアー、CDショップ、書店などを対象として、今年中に販売を開始する予定。

■「One to One履歴分析/ICタグソリューション」の概要

 今回、開発した「One to One履歴分析/ IC タグソリューション」は、ディスプレイ付のショッピングカートに、ICタグが付いた商品を入れることによって、その商品を購入した方が、他にどのような商品も購入しているか、という情報をディスプレィに表示し、購買意欲の促進をはかるものだ。これにより従来、ECサイトや検索サイトなどのネット販売で活用されてきた、販売促進の手法をリアルな店舗で実現でき、より詳細な行動分析にもとづいた、商品紹介をおこなうことができる。


     
One to One 履歴分析/店舗ソリューションへの展開

■内容

 
本ソリューションは、NTT情報プラットフォーム研究所が開発した、AwarenessNet(アウェアネスネット)※をレコメンデーションエンジンとして構築されている。
 AwarenessNetは、通常のマーケティング分析で使われる、顧客属性(年齢、性別など)や商品属性(食品、化粧品など)といった情報は一切使用せず、「誰が」、「いつ」、「何を購入した」という購買履歴だけで分析することが特徴の「選好行動分析フィルタリング技術」を活用したエンジンである。AwarenessNetを活用することによって、一般的に人気のある商品、例えば書籍の場合ではベストセラーなどの既に顧客が知っていると思われる商品の紹介はせずに、顧客の嗜好に合わせた商品のみを紹介することにより紹介精度を上げることに成功している。現在、書籍サイトbk1 ( ブックワン:http://www.bk1.co.jp)で本ソリューションが利用されている。

■今後の展開

 今後、同ソリューションは、ポイ
ントカードシステムや携帯電話などを組み合わせることにより、従来、ネット販売だけで可能だと考えられていた商品紹介機能を、リアル店舗でも活用できるよう計画している。
 また本ソリューションは、10月7日に開催された「NTT SOFT Solution Fair 2004」で、凸版印刷株式会社の協力を得てデモンストレーションが行われた他、11 月1日(月)には、品川プリンスホテルにて、「顧客別の商品紹介がリアル店舗を活性化する 〜顧客起点の新時代〜」と題した、セミナーを開催する予定である。

※ AwarenessNetはNTT東日本の製品です。


お問い合わせ先

NTTソフトウェア株式会社
エンタープライズソリューション事業グループ
営業SE部門
担当:佐藤
TEL:03-5782-7341

E-mail:crm-info@cs.ntts.co.jp

 


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