【NTTアイティ】

DoPaユビキタスモジュールを採用した
遠隔情報収集装置「DTU」の販売を開始
―無線・有線にフレキシブルに対応し、災害時にも安心―

 NTTアイティでは、従来より、多様なインタフェースに対応し、遠隔地にある機器の監視・制御等を行うことができる遠隔情報収集装置「DTU(Data Transfer Unit)」の販売を行ってきたが、このたび本製品にNTTドコモが本年7月より販売を開始したDoPaユビキタスモジュールをいち早く採用。本年9月より販売を開始する。
 「DTU」は、無線・有線を利用し、さまざまな計測機器・センサーから遠隔情報の収集を行い、通信機能、プロトコル変換機能、データのロギング機能を兼ね備えたオールインワンタイプの遠隔情報収集装置。DoPa、PHS、Ethernetに対応可能で、スリープ機能などの省電力化の実現により、環境を考慮した太陽電池での利用も可能。無線・有線にフレキシブルに対応できるため、災害時の情報収集にも安心。

■概要

 NTTアイティでは、平成13年度より、NTTドコモのDoPa網を利用し、無線区間における回線の輻輳、回線断に起因する伝送データの欠落補償機能を搭載した遠隔情報収集装置「DTU」(Type-A)を開発・販売。平成15年には、顧客から要望の多かったPHS、Ethernet への対応機能を追加装備。省電力化により太陽電池利用が可能なDC12V対応の「DTU」(Type-B)を開発し、地方自治体などを中心に販売を行ってきた。
 「DTU」はその性能と多様な機能により、従来より水質監視、地震観測、入退室管理など、種々のシステムで採用されてきたが、今回NTTドコモが提供するユビキタスモジュールの採用により、さらに高い信頼性を実現した。


            DTU利用イメージ図

■主な特徴

・DoPaユビキタスモジュールを採用

・無線・有線の多様なネットワークインタフェースに対応

・省電力化の実現により太陽電池での利用が可能

・無線伝送路の特徴を熟知した補償機能

・通信機能、プロトコル変換機能、データロギング機能を一台に搭載

・CPU、Linux OSを搭載

・遠隔保守機能を充実

・お客様の用途に合わせてカスタマイズが可能

■価格

オープン価格 

■システム構築事例

【事例1】水質情報収集システム

 川崎市の水質情報収集システムでは、市内数箇所に設置した水質自動測定装置のデータ遠隔収集と遠隔監視を実現。

【事例2】地震観測システム

 DTUと加速度センサーを接続して簡易地震計を構成。小学校の学習教材として活用。

【事例3】監視システム

 自治体の緊急時給水拠点確保のための貯水槽の給水管遮断弁の稼動状況の監視。電源は小型の太陽電池パネル1枚で実現。

 その他、入退室管理など、セキュリティ分野でも利用が可能。


 NTTアイティでは顧客のニーズに合わせ、製品提供のほか、「DTU」を活用したシステム構築、アプリケーション開発、運用支援を含めたトータルシステムの提供も実施する。

※「DoPa」はNTTドコモの登録商標です。
※「DTU」はNTTアイティの登録商標です。




お問い合わせ先

NTTアイティ株式会社
情報デバイス事業プロジェクト
担当:吉田
TEL:(045)651-7650
E-mail:dtu@ntt-it.co.jp

 


Copyright:(C) 2004 BUSINESS COMMUNICATION All Rights Reserved