【NTT 東日本】 SAP画面を自在に変換し、独自のWeb画面に! NTT東日本のNR3000次世代Webソリューションが IBMのWebSphereに対応 ■概要 NTT東日本では、2004年12月よりWeb上でSAPシステム*1の利用を可能にする「NR3000次世代Webソリューション」を、日本アイ・ビー・エム株式会社(本社:東京都港区、社長:大歳卓麻、以下日本IBM)のアプリケーションサーバー・ソフトウェア「WebSphere Application Server V6」に対応させました。 また、「NR3000次世代Webソリューション」を、小規模開発向けのハードウェアとソフトウェアをセットにし、低価格化した「NR3000次世代Webスタートパック」として、最小価格800万円(税込)*2にて2004 年12 月10日(木)から提供を開始しました。 ■「NR3000次世代Webソリューション」とは 「NR3000次世代Webソリューション」は、ERPアプリケーション「mySAPTM ERP」などのSAPシステムの業務画面を直接変換処理できる「レンダリング技術」*3を用いることで、取引先との受発注やデータ共有を行うためのWeb画面、営業員が外出先から手軽に案件管理や納期確認を行うためのPDAや携帯電話向けのWeb画面など、ユーザ企業の業務に合わせ、多様な用途のWeb画面を短期間で構築することを可能とするものです。 ■レンダリング技術を活用したWeb画面開発 現在、多くの企業で基幹システムとしてSAPシステムが導入されていますが、ビジネス・スピードの向上が望まれる中、SAPシステムを他の業務システムとリアルタイムに連携させ、更に現場の業務に即した画面構成で作られたWeb利用環境を利用者に提供したいというニーズが高まってきています。 SAPシステムとリアルタイムに連携したWeb画面を構築するためにはWebシステムを別途構築するのが一般的です。この方法の場合、まずはWebシステム側でもSAPシステムと同様の業務機能を開発し、次にSAPシステムと連携させる機能の開発を行うため、開発規模が大きくなり、開発期間の長期化とコストの増加が問題となっていました。 「レンダリング技術」を活用すれば、SAPシステムの画面上の必要な機能や入出力項目だけで画面を構成するなど、既存のSAPシステムの業務機能をそのまま活用しながら画面を直接変換し、独自のWeb画面を構築できるため、前述のWebシステム側での業務機能開発やSAPシステムとの連携機能開発が不要となり、開発規模を大幅に削減できます(図1参照)。 図1 「レンダリング技術」を活用したSAP システムの概要 ■「NR3000次世代Web スタートパック」 「NR3000 次世代Webスタートパック」は、「NR3000 次世代Webソリューション」を小規模開発向けのハードウェアとソフトウェアをセットにし、低価格化しご提供するものです(図2参照)。「WebSphere Application Server V6」に対応したことから、小規模システムでありながら、高い安定性と堅牢性を確保し、更にSAP以外の他システムと連携した統合Web環境の効率的な構築が可能となり、将来のシステム拡張をスムーズに行うことができます。 図2 NR3000次世代Webスタートパックの概要 ■今後の方針 NTT東日本は、「NR3000 次世代Web」の販売・構築活動を実施し、広くユーザに提供していきます。日本IBMは、WebSphere製品群に関する技術情報や技術支援をNTT東日本に提供し、NTT東日本の「NR3000 次世代Webスタートパック」の販売・構築活動を支援します。 また、NTT東日本と日本IBMは、販売・開発パートナー向けに製品連携技術情報などを公開する共同セミナーを開催していく予定です。 * 1 SAPシステムとは、販売、購買、生産、会計など企業の基幹業務を中心に支援する業務アプリケーションのことです。 *2 開発費用、保守費用については別途見積となります *3 ここでは、SAPシステムの画面データを解釈し、ユーザに表示する画面構成や画面遷移を動的に変えることができる技術で、米国エブリパス社のミドルウェアをベースにしています。 ※ IBM、WebSphere は、IBM Corporationの商標です。 ※SAPおよびSAPロゴ、mySAP ERP、その他SAP製品およびサービスは、ドイツおよびその他の国におけるSAP AGの登録商標または商標です。 ※その他の製品名および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
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