【NTTアドバンステクノロジ】 光カールコード「@くる。」(あっとくる)の販売を開始 伸縮自在で、宅内配線や機械可動部などへの 配線を簡単に NTTアドバンステクノロジ株式会社は、宅内配線や機械可動部などへの配線を可能にした光カールコード「@くる。(あっとくる)」を1月19日(水)より販売開始した。 本商品はコネクタ付の光コードの中央部に直径16mmのカール部を設け伸縮性を持たせたもので、任意の2点間に光ファイバをスッキリ配線することができ、また、機械の可動部分に沿って配線することができる。製造は日立電線株式会社が行う。 ■背景 現在通信用に利用されている光ファイバは主にシングルモードファイバだが、両端にコネクタが付けられた光コードを使用するため、光コードの長さと接続する2点間の距離が一致しない場合には、長さを多めにとった光コードを使用し、余った部分を円形に巻き取って保管していた。さらにこの時、伝送損失が大きくなり信号が届かなくなるのを防ぐため、光コードを曲げる半径を30mm以上とする必要があり、余分なファイバを収納するためのスペースも確保しなくてはならなかった。 このため、家庭やオフィス内、あるいは通信装置や機械内部など、スペースに制約がある場所で配線する場合、長さを柔軟に調節できる光コードが必要とされていた。 ■商品の特長 本商品は、FTTHの本格普及に向け宅内やオフィスでの光ファイバ配線を容易にする光コードとしてNTTアクセスサービスシステム研究所が開発した「光ファイバカールコード」を応用したもので、カール長の数倍程度まで特性を損なうことなく配線することが可能。 光学特性としては、挿入損失が2dB以下で、コードの伸縮により増加することがないため機器間配線などの実用において問題が無く、また、反射減衰量は、40dB以上と通常の光コードと同等。機械特性の伸縮性は、伸び率200%で8万回の伸縮をさせた場合にカール部に残留する伸びが10%以下であり、機械可動部や計測機器の接続コードとしての使用に耐えられる特性がある。 図1 :外観(全体) 図2 :(カールを伸ばした状態) ■価格 オープン価格(税込価格:1本あたり9,000円前後の予定))
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