【NTT ソフトウェア】

「品質・環境・情報セキュリティ」
総合マネジメントシステムを導入
国内初、3規格を全社規模で統合運用

 NNTTソフトウェアは、2004年12月、「品質」(ISO9001)、「環境」(ISO14001)、「情報セキュリティ」(ISMS)の「統合マネジメントシステム審査」を受審し、同年12月24日に「統合・運用」されているとの判定結果が得られた。一企業が複数の規格を個別に認証取得している例は少なくないが、「統合マネジメントシステム審査」としての受審はまだ件数も少なく、さらに1,000名を超える従業員規模で全社を対象に「品質」「環境」「情報セキュリティ」を統合運用した例は国内初となる。

 NTTソフトウェアでは、この3つのマネジメントシステムを経営革新のための重要な仕組みと捉え、構築・運用を進めてきた。今回の「統合マネジメントシステム」(以下、TMS)導入を契機に、今後とも、社会的関心の高まりと、ビジネスを進める上でも必要不可欠になりつつあるTMSの効果的な運用に積極的に取組み、顧客の信頼を一層高めるとともに、社員の意識改革にもつなげ、社会的に高く評価される企業としての成長を図る。また、今回のTMS構築・運用のノウハウを活かして、「統合マネジメントシステム構築支援コンサルティング」サービスの提供も開始した。

 昨年度、構造改革の一環として行った大幅な機構改革の際に、分散していた3つのマネジメントシステム推進組織を「生産性革新センター」に集約し、本来業務と一体化したマネジメントシステムの統合の準備を進め、2004年4月からTMSとして全社での運用を開始した。従来は個別に導入されていたため、マネジメントシステム間で重複などの無駄が生じたり、個々の目的がトレードオフの関係にある場合も少なくなかったが、これらを統合することで、管理手順の統一化・総合化・簡素化により、活動の効率化とスピードアップを図ることを狙いに統合運用を進めている。

 また、同じく昨年度から、「火の見櫓(やぐら)」というプロジェクト推進における“問題事前発見”の仕組みを構築・運用し、全てのシステム開発案件の進捗状況を監視することで、採算悪化を未然に防ぎ、大いに成果を上げることができた。この品質のリスク管理機能と同様に環境や情報セキュリティについても、TMSの効果的な運用で、リスクの低減を図っている。

 NTT ソフトウェアでは、既に1998年に品質管理システム(ISO9001)を全社取得しているほか、2000年にはプライバシーマークの認証取得(全社)、さらに2002年には情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)と環境マネジメントシステム(ISO14001)の認証を一部組織で取得している。今回は、これらを一体化し、全社での導入だが、こうしたケースは例がないため今後の運用においては様々な課題の顕在化が想定される。これらについては、本来業務の遂行上必須の活動として捉え、継続的に改善を進めていく。





お問い合わせ先

NTTソフトウェア株式会社
生産性革新センター
プロセスマネジメント部門
担当:坂口
TEL:045-212-7660

URL:http://www.ntts.co.jp/tms/index.html/

 


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