【NTTアドバンステクノロジ】

「Express Finder/シソーラス辞書組織名称企業編」の
販売を開始
―企業名の変遷、あいまい表現を正規化する同義語辞書―

 NTTアドバンステクノロジは、顧客データベースや各種検索システムに利用できる、企業名の正式名称や通称、略称、旧称と、それぞれの表記の違いを付与し、グループ化した同義語辞書「Express Finder/シソーラス辞書組織名称企業編」を開発し、3月15日(火)から販売を開始した。
 企業や自治体の合併といった組織再編が激しい現代において、重要な顧客情報の一部である企業名や住所を常に最新状態にするためには、かなりのコストが必要となる。NTTATはこれまでも検索を目的とした同義語・類義語辞書「Express Finder/シソーラス辞書」の販売を行っており、お客様からご好評を得て、自治体の会議録システムや図書館システムへ多数導入している実績がある。
 今回、新たに開発した辞書は、企業名の通称、旧称、略称から正式名称への正規化を可能にし、現在の名称や略称から旧称を検索することができる。また、同一の語であっても、さまざまな文字種(漢字や新・旧字体などの異体字、カタカナ、ひらがな、アルファベット等)で表記される「表記のゆれ」の正規化にも対応している。
 本辞書を使用することにより、顧客データベースにおける名称の照合(名寄せ)を容易にし、検索システムでは、名称変更のあった取引先の旧名に遡って検索することも可能になる。また、年4回のバージョンアップを実施することにより、迅速な最新辞書データの提供を実現する。

■背景

 企業のM&Aや組織の再編など、これまでになく激しい社会経済情勢の変化のなか、企業名も変更されることが多くなっている。昨年は上場企業だけでも数十の企業合併や名称変更が起きている状況である。
 NTT-ATを例に挙げると設立当時の社名「日本通信技術株式会社」から「エヌ・ティ・ティ・技術移転株式会社」となり、現在は「エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社」と変遷している。本辞書では、このように何度も名称を変更している場合でも、過去から現在までのすべての名称をスムーズに呼び出すことが可能となる。
 さらに、企業名やブランド名等は使用頻度が高い名称ほど、簡略化されたり身近なものへ言い換えられたりする傾向がある。本辞書では、愛称/通称/略称といった多種多彩な表現から正式名称が呼び出せるようになっている。
 例えば、カジュアル衣料品の販売などで有名な「ユニクロ」は、「株式会社ファーストリテイリング」というのが正式社名であるが、多くの人にとってはブランド名の「ユニクロ」の方が馴染み深くなっている。
 今回の辞書では、「ユニクロ」というブランド名でも正式社名の「株式会社ファーストリテイリング」が呼び出せるようになっている。
 企業・組織名や住所を顧客情報として管理している場合、名称変更がある度に、データベースを最新の状態に更新することは、大きな負担になるが、本辞書を利用することによって、コスト面や運用面にかかる負担を軽減することができる。

■主な機能

1. 国内の上場企業および主な未上場企業の名称を集めた同義語機能

2. 通称、略称、旧名、旧称、店舗名などから、正式名称を呼び出すことができる名寄せ機能

3. “鐵”→“鉄”、“ヴァ”→“バ”などの表記のゆれを吸収

4. 企業名10万語を搭載

5. 年4回のバージョンアップを実施

■価格

 
1 サーバ(フリーユーザ、1 年ごとの契約更新)63万円(税込)〜

■動作環境

 
Microsoft Windows 2000/XP、Red Hat Linux 8、Solaris 8



お問い合わせ先

NTTアドバンステクノロジ株式会社
情報ナビゲーションシステム事業ユニット
担当:佐藤久光
TEL:044-210-3452
E-mail:rk-g@ntt-at.co.jp

http://www.nihongo-solution.info/

 


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