【NTT ソフトウェア】

「TIRARETM」(ティラーレ)の販売開始
ITSSによる人事・研修・資格・通信教育の統合管理システム〜

 NTTソフトウェアは、企業における人事情報と人材のスキル、研修の講座管理と受講管理、資格取得と通信教育受講記録の管理を、ITSS(※)のスキル項目に関連づけ統合管理するシステム「TIRARE」を4月より販売開始する。

背景

 「TIRARE」は、各企業が現在運用している人事システムやスキルチェックシステムとの連携により、人材の最適配置や研修関連業務の効率化を可能とする、人材基盤構築のインフラシステムである。
 NTTソフトウェアでは、本システムをスキル診断に基づくプロジェクト発足時のメンバー編成や各種研修の企画・管理・運用、資格取得および通信教育の受講管理など、統合的管理を実践しており、人材マネジメントの効率化および生産性の向上を図っている。

概要

 ビジネス環境の変化の激しい昨今、人材育成は競争に勝ち残るための経営上の重要なテーマとして、各企業とも積極的な取り組みが展開されている一方で、こうした取り組みを統合的、効率的に管理することも欠かすことのできない課題となっている。
 「TIRARE」は、そうした課題に対し、“今、必要な人材を見出す”、“将来必要な人材を育成する”、“会社全体として必要なスキル、足りないスキルは何かを見極める”とともに、“個人の研修や資格について社員が自覚し、将来へのビジョンを持てるようになる”ことを目的とした統合管理システムである。

「TIRARE」の特長は次の通り。

・研修をITSS および独自に設定したスキル項目に対応して登録、選択が可能

・お勧め研修の登録で、部下や組織に受講させたい研修の登録が可能

・研修の無断欠席者などにペナルティを課すことも可能

・受講状況は、組織・コース・研修単位に集計してグラフ表示などが可能

 また、資格取得・通信教育受講管理としての特長は次の通り。

・研修と同じスキル項目に対応して登録、選択が可能

・お勧め資格、資格取得計画も研修同様に設定可能

・取得状況や受講状況を研修と同様に様々な単位でグラフ表示が可能

主要機能

 「TIRARE」の主要機能を次に紹介する。

1.システム共通機能

 ユーザー情報登録・変更、ユーザー権限設定、メール設定(システムから自動送信されるメールの送信可否の個別設定と雛型設定)。

2.研修管理システム

 研修コースマスタ管理、研修マスタ管理、講師情報管理、受講状況管理、ペナルティ対象者管理、講師報告管理、研修計画作成・参照、受講申込・承認、受講履歴、研修カレンダー。

3.資格・通信教育管理システム

 コースマスタ管理、資格・通信教育マスタ管理、取得・受講状況管理、取得・受講計画作成・参照、取得・受講状況の集計、お勧め資格・通信教育の登録・参照、資格取得申請・承認、通信教育受講申請・承認、取得・受講履歴。


※ITSS:ITスキル標準
(IT Skill Standard)の略称

 平成14年12月26日に経済産業省が定めた、個人のIT関連能力を職種や専門分野ごとに明確化・体系化した指標。ITサービスの分野を、「マーケティング」「セールス」「コンサルタント」「ITアーキテクト」「プロジェクトマネジメント」「ITスペシャリスト」「アプリケーションスペシャリスト」「ソフトウェアデベロップメント」「カスタマサービス」「オペレーション」「エデュケーション」の11分野に大別し、それぞれの専門分野ごとに達成度指標、指標ごとに必要とされるスキル、熟達度を7段階で定義している。ITSSを用いることで、個人のIT関連能力がITエンジニアの成長段階のどの位置にあるか客観的に判断できるため、IT企業の「戦力」の正確な把握や、研修プログラム開発の際の目安となる。



お問い合わせ先

NTTソフトウェア株式会社
エンタープライズソリューション事業グループ
基幹業務事業ユニット
担当:小菊
TEL:03-5782-7352
E-mail:eduinfo@cs.ntts.co.jp

 


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